シロテンハナムグリ [甲虫]
さすがに11月に入り、見られる虫の数が減ってきた。
朝晩の寒暖の差が激しく、こちらも寒さ対策が必要な気候だ。
虫たちにとってもこの寒さを耐えるのがいかに大変か想像しがたい。
湿地脇のエノキの枝にしがみつく「シロテンハナムグリ」がいた。
枝にしっかりしがみついていたので死んでいるのかとちょっと触ってみると枝にぶら下がった。
やはり息絶えたかと思った矢先、ゆっくりと起き上った。
夏には花や樹液見かけたが、この時期でもまだ頑張って生きているのにはちょっと驚きでうれしい。
その昔、この種のコガネムシにはシロテンハナムグリとシラホシハナムグリの2種がいると図鑑で知った。
だがその図鑑には詳しい識別方法まで書かれておらずどう違うのかわからずにいたが、最近ようやくある図鑑に鼻先がシラホシは反り返らず直線状、シロテンは反り返って2山になると書かれてあるのを見つけた。
そこでこの種の鼻先を撮影してみると、判断は微妙だが反り返って2山に見えたのでシロテンハナムグリとした。
これからますます寒くなってくるが、いつまで頑張っていられるのだろう?
役目は終えたのだろうか?
とつい考えてしまうのだった。
*つばさ2号さんから、この種は成虫越冬と教えていただいた。
ということは、これから越冬場所を探して冬越しに備えるのだろう。
早くしないと寒くて飛べなくなってしまいそう。
2011年11月2日 埼玉県
鞘羽目 コガネムシ科 シロテンハナムグリ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
Hirokouさんこんばんは
この種は確か越冬すると思います。子供の時
東京にいたころ、春によくネズミモチの大木の花に
来ていました。そして夏はカシの樹液にいました。
by つばさ2号 (2011-11-02 23:15)
つばさ2号さん コメントありがとうございます。
確かに調べるとシロテンハナムグリは成虫越冬ですね。
知りませんでした。
いったいどこで越冬するのでしょうか?
土の中、落ち葉の下、朽木の中?
ぜひ越冬中の個体を見てみたいですね!
by hirokou (2011-11-02 23:36)