かわいいエビちゃん [セミ・カメムシ]
イネ科の植物の葉を丹念に見ていると、バッタ類をはじめ様々な虫たちが見つかる。
時々出会えるのがこの虫、「かわいいエビちゃん」だ。
その名は「エビイロカメムシ」の幼虫。
平たく楕円形で半透明の体で薄いピンク色。
そこに濃いピンクやオレンジ、黒などの点刻がとても美しい。
葉にとまっていると意外と目立つ色だがそれでは敵に見つかってしまう。
この形や色にも何かの役割があるはずである。
これはいったい何に擬態しているのだろうか?
この美しさは幼虫の時だけで、成虫になると普通のカメムシになってしまう。
名前は幼虫の時の体の色から付けられたのだろう。
2011年8月15日 東京都
半翅目 エビイロカメムシ科 エビイロカメムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
2011-09-01 12:10
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コメント(4)
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エビイロカメムシはエビに擬態してると思いこんでました。
色が似てるというだけなんですね!
考えて見たら有り得ないことでした(^^;
ススキの葉に止まっているところを見ると、
海老色が緑色に映えて目立ち過ぎという感じです。
(薄っぺらいから横から見ると目立たないけど)
ホントにいったい何に擬態してるのでしょうね?
by 柚子 (2011-09-03 05:19)
カメムシは変態しないと思ってましたが、幼虫と成虫では違う姿なんですね。
カメムシといえば臭いがキツイという話を良く聞きます。
臭いがキツイと、擬態しなくても捕食されないって事は無いですか?
by タケタケ (2011-09-03 08:46)
柚子さん niceとコメントありがとうございます。
エビちゃんは横に広いですが、厚さはペラッペラって感じで薄いですね!
何に擬態しているのか、擬態する必要があるのかも含めてじっくり考えてみたいと思います。
by hirokou (2011-09-06 01:50)
タケタケさん コメントありがとうございます。
昆虫の変態には、確か以前にご説明した完全変態(卵-幼虫-蛹-成虫)と不完全変態(卵-幼虫-成虫)があります。カメムシは後者で、体のつくりは幼虫と大きくは変わらず翅が生える程度です。
言われるように、危険に出会うとクサイ臭いを出すため鳥などからは捕食されにくいでしょうね。でもクモに捕食されているのを見るとその臭いも通用しないようです。でも確かに臭いで撃退するのであれば擬態する必要はないかもしれませんね。
by hirokou (2011-09-06 01:56)