色とりどり [チョウ・ガ]
久しぶりに訪れた谷戸は、以前とすっかり変わってたくさんの花が咲き乱れていた。
ここにあったかなぁと思う「「ゲンゲ」の小さな群落だが、記憶にないだけできっと昨年も咲いていたのだろう。レンゲやレンゲソウと言った方が馴染みが深いだろう。
昔は、田んぼに植えられ田植え前にすき込んで肥料にしたとか。
こちらも局地的に群落を作っていた「オオジシバリ」。
すくっと立ちあがったオレンジの蕾と黄色い花、ヘラのような黄緑色の葉が印象的だ。
他にも、シロツメクサやハルジオン、キツネアザミ、ゲンノショウコ、キツネノボタン他たくさんの花が色とりどり賑わいを見せていた。
シロツメクサで吸蜜していたのは、今最も多く見られるのではないかと思うくらい見る機会の多い「コチャバネセセリ」。
この日も、翅のきれいな個体がしきりに蜜を吸っていた。
アップで見ると、意外に毛深い事に気が付いた。
タンポポの花に執着しているのは「ヒメアカタテハ」。
このチョウにしては珍しく、近づいても全く逃げず余程腹が減っていたのだろう。
いつもはなかなか近くで撮る事が出来ないので、ラッキーだった。
先日、コジャノメと間違えたご本家「クロヒカゲ」。
今日は、4頭と今年に入って最も多い数を目撃した。
茶褐色で地味だが、新緑の中にとまっているとなかなか存在感があり美しい!
2011年5月16日 埼玉県
マメ目マメ科 ゲンゲ
キク目キク科 オオジシバリ
鱗翅目 タテハチョウ科 クロヒカゲ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
ヒメアカタテハは、観察眼が無いので秋の蝶と思い込んでいました。
春にも発生しているのですね!裏面の淡い模様がとても素敵です。
by ヒメオオ (2011-05-18 21:12)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
ヒメアカタテハは越冬可能な定着地域は関東以南で、越冬形態は成虫、幼虫、蛹と図鑑にあります。この個体は、春に羽化したものでしょうか?
by hirokou (2011-05-21 23:06)