小さな恐竜たちの戦い [両生類・爬虫類]
草はらに目を凝らしていたら視界の端で何かが動いた。
虫にしては大きいなぁとその場に行ってみると、そこにいたのは「ニホントカゲ」。
2匹が争っている最中だった。
近寄って見ていたが、周りを気にすることなくくんずほぐれつの凄い戦い！
相手の頭に噛みつきねじ伏せようとする。
一匹は尻尾が切れているがこの戦いで切れたのではなさそうだ。
噛みついている方の頭にも噛まれた傷が付いているのでどちらもいい勝負をしているようだ。
アップで見るとまるで小さな恐竜のようでなかなかの迫力！
普段見るものに比べると顔がオレンジ色に色付いているのは、今が繁殖期なのだろう。
という事はメスをめぐっての争いだろうか？
どちらが優勢か見ていてわからなかったが、いきなり一方が逃げて巣穴に入り込んだ。
すかさずもう一方が追い、巣穴の前でにらめっこ。
これで決着？
勝ったと思われる個体は、すぐ近くにある別の穴に潜り込んだ。
こんな近くに2つの巣穴があるとは。
巣穴の口はあちこちにあいていて、負けたと思われる個体が逃げ込んだ近くの穴を覗くと、小さな瞳がこちらを見ていた。きっとメスに違いない。
そう考えるとメスをめぐる争いではなく、それぞれがすでにペアになっていて、巣が接しているため縄張り争いをしていたのかもしれない。
＊当初ニホンカナヘビとしていましたが、ご指摘をいただきニホントカゲに訂正しました。
2011年5月2日 埼玉県
有鱗目 トカゲ科 ニホントカゲ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
2011-05-10 00:08
nice!(0)
コメント(6)
トラックバック(0)
こんばんは ご無沙汰です。
このとかげ、うろこが滑らかなのでニホントカゲ
ではないでしょうか？
カナヘビはうろこがガサガサだった気がします。
下のヤマカガシがカエルを呑むシーンですが、
私が以前遭遇した時は吐き出して逃げました。
カエルの下半身が東南アジア製の冷凍やきとり
のように圧縮されているような感じでした。
写真展楽しみですね。 ではまた。
by つばさ２号 (2011-05-10 21:00)
つばさ2号さん、本当にお久しぶりです。
ご指摘をいただきありがとうございます。
おっしゃる通りニホントカゲでした(*_*;
私も以前に見たものは吐き出して逃げましたが、カエルの足は溶けたような感じでした。
写真展トンボのすばらしい写真も数点展示されていますので是非足をお運びくださいね。
by hirokou (2011-05-10 23:01)
私もニホントカゲのオスの抗争シーンをみたことがあります。
裏高尾の車道の真ん中でかみついてからまっていました。
車にひかれたらかわいそうと思って引き離そうとしましたが、
なかなか離れなかったです。
最後には分かれましたが、同じ方向へ行ったのでどうなったのでしょうか。
メスも見つけてみたかったです。
by おはる (2011-05-11 07:13)
おはるさん コメントありがとうございます。
ご無沙汰しています。
調べるとニホントカゲのオスは繁殖期になると噛みつきあって戦うようですね。そういえば昨年ここで巣穴から出入りする親と子供のトカゲを見たのを思い出しました。
それにしてもまだまだ知らない事が多く、不思議がいっぱいですね！
by hirokou (2011-05-11 18:48)
こんにちは。
ゴールデンウイーク後の2日間の休日、ゆっくり骨休みできましたか。
ニホントカゲの戦い、顔を真っ赤にして迫力ありますね。
まるで恐竜の戦いのようです。
こんなシーンを目撃してみたいですが、ちょっと怖いです。
by 散歩道 (2011-05-12 11:40)
散歩道さん コメントありがとうございます。
休日は、残念ながら雨。fieldに出られず残念です。
雨の良さもあるのですが・・・・。
ニホントカゲ、本当に恐竜のような顔に改めて驚きです！
by hirokou (2011-05-12 13:59)