ハラビロカマキリの無念 [自然]
茶色い色の中に、赤い色の実があった。
トゲトゲが痛い「サルトリイバラ」だ。
以前にはよく見かけたが、鳥などに食べられたのか少なくなってきた。
鳥も好みがあるようで、この実が好きな鳥はいるのだろうか?
硬くておいしくなさそうに見えるのだが。
気が付けば、「ニワトコ」の芽が膨らんでいた。
葉痕も可愛いのだが、撮るのを忘れてしまった。
先週土曜日の観察会で見つけた、モズにはやにえされた「ハラビロカマキリ」のメス。
面白いもので、植物の目で観察している人は手前のムラサキシキブの実を見つけ、虫の目で観察している人はこのハラビロカマキリに目がいってしまうのだ。
さすがモズである。よく見ると武器の鎌を取り去っていた。
昨日、見に行くとまだあった。
お腹に卵を持ったままはやにえにされたカマキリの事を思うと、モズよ早く食べてやってくれ!と思わずにはいられない。
2010年12月22日 東京都
ユリ目 サルトリイバラ科 サルトリイバラ
マツムシソウ目 スイカズラ科(レンプクソウ科) ニワトコ
蟷螂目 カマキリ科 ハラビロカマキリ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
2010-12-23 23:29
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食物連鎖により「食べられるカマキリ」と「食べるモズ」の関係は如何ともしがたいのでしょうが、折角の御馳走なので早く食べてやって欲しいとヒメオオも思います。
by ヒメオオ (2010-12-25 18:38)
ヒメオオさん コメントありがとうございます。
食物連鎖では虫の中でカマキリは上位者ですが、さすがモズにはかないませんね。たくさんの命が、次の命に受け継がれていきます。
by hirokou (2010-12-26 22:10)