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越冬するチョウたち

昨日は冬至。
1年の中で昼が一番短い日ということで、午後4時前にはお日様が山の陰に落ちて撮影は厳しかった。
まぁ、これから少しづつ昼が長くなるという事を考えれば嬉しい。

歩くと汗ばむような陽気だったが、昨日の雨のせいかなかなか虫に会えず、なら越冬中のチョウをとアラカシの木を探してみた。
すぐに見つかったのは、3m程の高さの葉の裏にぶら下がっていた「ウラギンシジミ」だった。
翅裏が白く目立つので、比較的見つけやすい。
少し前には、林縁を飛ぶ姿が見られたがそういえばこのところすっかり姿を消していた。
uraginshijimi1-1222.JPG
















高くて見えないので、もっと近くにいないものかと目の前の葉を見るとそこにもいた。
至近距離からじっくり観察、葉を揺らしてみたが全く微動だにしなかった。
uraginshijimi1222.JPG
















ムラサキシジミやツバメはいないかと、枯葉のあるところを探してみるとこちらも3m程の高さのところにコナラの枝が引っ掛かり、その葉の上に数匹が固まっていた。
大きいものとその半分程の大きさの個体が見えるだけで5頭重なり合っている。
この大きさの違いは何なのだろうか?オスメスで大きさが異なるのだろうか・・・。

ちょうど枝の一部が下まで垂れ下がっていたので、それを手繰ってこの葉を引き寄せて見ると一斉に飛び去ってしまった。
あっという間だったが6~7頭はいたようで、飛び去ったのを追っかけて見ると大小「ムラサキシジミ」だった。
少し待つと2頭が戻ってきて木の回りを飛び、茶色い葉を物色したのちやはりこの葉に潜り込んだ。
他にも同じような枯葉があるのだが、何故かここがいいようだ。
彼らはここで冬を越すのだろうか?
ウラギンとともにこの冬の観察対象だ。
murasakishijimi1222.JPG

















2010年12月22日 東京都
 鱗翅目 シジミチョウ科 ウラギンシジミ、ムラサキシジミ   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


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コメント 4

たけお

ウラギンシジミの翅裏の白さは目立って危険のような気がしますが、多くの昆虫がそうであるように何故周りに溶け込むような色ではないのか不思議です。
ところで今日、教えていただいた「モズのはやにえ」を見に行ってきました。カメムシのほかに毛虫も「はやにえ」になっていました。
柚子の木に付いているナガサキアゲハの蛹も見られたので、満足して帰ってきました。
ありがとうございました。
by たけお (2010-12-23 19:58) 

ヒメオオ

ウラギンシジミとムラサキシジミはこの時期の蝶のスーパースターですね!私も引き続き観察してみます。
by ヒメオオ (2010-12-23 20:38) 

hirokou

たけおさん コメントありがとうございます。
カメムシのはやにえ、ナガサキアゲハの蛹、見つかって良かったです。
毛虫もありましたか。新しいもの?それとも見落としてたのでしょうか?
by hirokou (2010-12-23 23:36) 

hirokou

ヒメオオさん コメントありがとうございます。
本当に身近なスーパースターですね!
今度はムラツの集団を見つけたいものです。
by hirokou (2010-12-23 23:38) 

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