冬越しするトンボ

尾根道の道端でヌスビトハギの葉が黄葉していた。
ひっつき虫の実がだいぶ落ちているなぁと見ていたら、細い枝のようなものがふわっと飛んで茎にとまった。
茶色いイトトンボ？
今の時期見られるアオイトトンボやオオアオイトではない。
という事は！

















数年来、ここ狭山丘陵で探していた「ホソミオツネントンボ」のメスだった。
人から見たという話は聞いていたが、なかなか見つからないでいたのだが、こんなところにいたとは。
たまたまヌスビトハギを見ていたからわかったが、そうでなければ存在には全く気付かないで通り過ぎていただろう。

















成虫で冬越しするトンボで、越冬時は茶色いが春になると綺麗な水色の体色に変化して水辺に現れ産卵する。
この色で冬枯れの林縁や草はらでじっとしていると、風景に溶け込んでまず見つける事は難しいだろう。





























2010年11月11日　東京都
　蜻蛉目　アオイトトンボ科　ホソミオツネントンボ
CANON　EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX

コメント 2

春のあの水色の綺麗な「ホソミオツネントンボ」が越冬時こんなに地味な姿なんですね！
トンボは蝶以上に成熟度、季節差、性差が違うので判別するのがとても難しそうですが、逆にそこが楽しみかもしれません。
by ヒメオオ (2010-11-11 21:29) 

ヒメオオさん　コメントありがとうございます。
このトンボの綺麗な水色を見た事がありません。
来年の課題です！トンボは体色が変化するので難しいですが、わかってくればこれはまた面白いのかもしれませんね！
by hirokou (2010-11-12 23:00)