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アゲハの仲間の蛹化場所 [チョウ・ガ]

丘陵の一角にミカン類の木がある。
たまにアゲハの幼虫がいるので見に行った。
もう越冬蛹があるかと周囲を探してみたが、全く見つからない。
諦めて並びにある離れた柿の木に何かいないか探していたら、何と「アゲハ」の終令幼虫がいた。
ageha1024.JPG
























食草から20m以上は離れて3mほどの高さだ。
柿の木はすでに葉をほとんど落としているので、樹肌に緑はとても目立つ。
これなら食樹にいた方が安全なのに、どうしてわざわざ地上を歩く危険まで冒して移動するのだろうか?
ageha1-1024.JPG
















そういえば同じ谷戸のウマノスズクサにいた「ジャコウアゲハ」の幼虫がすっかりいなくなり、その内の数頭がやはり10m以上離れた木で蛹化していた。
ウマノスズクサは冬には枯れてしまうので、まぁわからないでもない。
jyakouageha1016.JPG
















少し前になるが「アオスジアゲハ」の幼虫も、食樹のクスノキから下りて隣にある四阿(あずまや)の壁で蛹化した。
アゲハの仲間や、タテハチョウ科のスミナガシなども夏季の蛹化場所は食樹だが、越冬する蛹は食樹を離れる。
常緑樹に移動するならまだわかるが、そうではなく落葉樹や人工物などでも蛹化するのはなぜなのだろうか?
aosujiageha1013.JPGaosujiageha1-1013.JPG
























2010年10月24日 東京都
 鱗翅目 アゲハチョウ科 アゲハ 
2010年10月16日 東京都
 鱗翅目 アゲハチョウ科 ジャコウアゲハ
2010年10月13日 埼玉県
 鱗翅目 アゲハチョウ科 アオスジアゲハ

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye(2,5枚目)


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コメント 4

愛野緑

不思議な蛹の習性ですね。食樹以外から越冬蛹を探すのは至難の業ですね。
by 愛野緑 (2010-10-24 23:10) 

hirokou

愛野緑さん コメントありがとうございます。
本当に!
食樹を離れると、探すのは難しいですね。
スミナガシの蛹を探すのに、かなり苦労したのを思い出します。
by hirokou (2010-10-25 00:01) 

ハイイロチョッキリ

緑森の観察会(9月19日)で、下の写真のアオスジアゲハ幼虫だと思うのですが、四阿の柱の下の方にいました。
人の手が届く位置だったので心配していましたが、無事に壁の上の方に辿り着いたようで安心しました。
by ハイイロチョッキリ (2010-10-25 09:08) 

hirokou

ハイイロチョッキリさん コメントありがとうございます。
毎年今頃、ここをチェックしていたのですが見たのは初めてでした。
10/3に見た時は前蛹だったのですが、恐らく数日で蛹化したと思われます。来年無事羽化してほしいですね!
by hirokou (2010-10-25 18:27) 

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