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落ち葉から幹へ アカボシゴマダラの幼虫 [チョウ・ガ]

暖かくなってきたので、若いエノキをチェックした。
エノキの幹で「アカボシゴマダラ」の幼虫を見つけた。
昨年の夏から秋にかけてまだ葉をつけている時に、この木も探したのだが見つける事は出来なかった。
葉の落ちた今の時期は、とても探しやすい!
冬の間、根元の落ち葉の裏で越冬した幼虫は暖かくなってくると落ち葉から幹を登り、出てきた新芽を食べて成長する。
まだ芽吹いていない場合は、幹の途中の二股でじっと待機しているようだ。

アカボシゴマダラ幼虫0315.JPG地面から30cmほどのところで見つけた幼虫。
背中の突起が、幹の突起に色も似ていて保護色になっている。






アカボシゴマダラ2-0319.JPG4日後に見ると、1m30cmほどの高さに迄登っていた。
芽吹きはまだなのでもう少し我慢しなければならないだろう。






アカボシゴマダラ1-0315.JPG他のエノキでも、1mほどの高さの二股部分で待機している幼虫を見つけた。
同じようにエノキの根元の落ち葉で越冬するオオムラサキやゴマダラチョウは、まだ幹では見つからずアカボシゴマダラのほうが幹に登るのが早いのだろうか?
今後もこの2匹を、継続して観察していこうと思う。


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コメント 6

ヒメオオ

アカボシゴマダラの成虫は大きいけれど
可憐なイメージですが、幼虫はとても逞しい
ようですね!
by ヒメオオ (2010-03-23 20:57) 

maeda

芽吹くのを待っているのでしょうが、移動しているのですね。なるべく上まで登るのでしょうかね?それとも芽吹きの早い枝だが分かる?
by maeda (2010-03-24 06:42) 

hirokou

ヒメオオさん コメントありがとうございます。
幼虫時代は、越冬している落ち葉が風で飛ばされたり、若木なので切られたり、敵も多く、最も厳しいのかもしれませんね。
by hirokou (2010-03-24 11:32) 

hirokou

maedaさん コメントありがとうございます。
枝はたくさん出ていますが、どこまで登ってどの枝に移るかをどうやって決めているのでしょうね?上のほうの芽吹きのほうが早いと思いますので、出来るだけ上へ本能であがって行くのかもしれません。
by hirokou (2010-03-24 11:40) 

おはる

ご無沙汰しています。
ゴマダラチョウは落ち葉で越冬するけれど、アカボシゴマダラは初めから
枝について越冬すると聞いていました。
以前に私が見つけたものもそうでしたし、
この冬に見つけたアカボシゴマダラも、枝についていました。
でも、越冬中に台座の白い糸だけ残して行方不明に。
鳥に食べられたようです。

しかし、落ち葉で越冬するものもいるのですね。
by おはる (2010-03-24 16:33) 

hirokou

おはるさん こちらこそご無沙汰しています。
アカボシ幼虫は幹で越冬と聞きますが、秋に幼虫を確認していたエノキの幹では真冬にはほんと見つからず、根元の落ち葉でゴマダラチョウと共に越冬しているのをよく見かけます。この幼虫たちも、少し前に探した時には幹では見つかりませんでした。南方系の蝶なので暖地や暖かければ樹上で越冬し、寒さが厳しいと落ち葉に潜って適応しているのでしょうか?
http://hirokou.blog.so-net.ne.jp/2009-01-13
by hirokou (2010-03-24 18:39) 

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