狭山湖畔にて [自然]
いつもマクロな写真ばかり撮っているが、たまにはこうした開けた景色を見るのは気持ちがいいものだ!
この堰堤の反対側には、西武ドームや西武遊園地の観覧車が見える。
ここは、オオタカがカラスを捕まえ湖面に降り窒息死させる狩りで知られ、毎日多くのバーダーが三脚にカメラを構えている。
この生きものは夜行性だが、岸に打ち上げられた死んだ魚やオオタカのおこぼれを得に昼間現れるという。
午後から3時間ほど待ってみた。
湖面に突き出た岬では、カワウとカラスが佇んでいる。
皆同じ方向を向いているところが面白い。何を見ているのか?
今日は粘ったかいもなく、残念ながらお目当ては姿を見せてはくれず、
時折、カラスたちが騒ぎ飛び立ちオオタカが現れたが、狩りにまでは至らなかった。
この状況もちょっとドキドキして楽しいものだ。
南側の堰堤沿いには、たくさんのマガモたちが微睡んでいた。
集まっているのはほとんどマガモ。
よくもこれだけ集まったものだ。
また、近いうちに来てみよう。
2014年1月23日 東京都
カツオドリ目 ウ科 カワウ
スズメ目 カラス科 ハシブトガラス
カモ目 カモ科 マガモ
CANON EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、CANON EOS40D EF70-200mm f2.8 L IS USM
こんなところでもカエルがヘビに [自然]
麦草峠に向かう途中、メルヘン街道を走っていると、反対車線にカエルを見つけた。
標高1000mを超えるところにアカガエル?と少し先に車を止めて戻ってみた。
そこにいたのはやはり丸々と太った「ニホンアカガエル」だった。
戻ってみて驚いた。
カエルの後ろをヤマカガシが追っていた。
しかし何だか様子がおかしい。
近付くと、何とすでにアカガエルを口にくわえていた。
獲物を口にくわえながらもさらに次を求めていたのだろうか?
ここから先は、グロテスクなのでに苦手な方は見ない方が・・・・・・・・。
ヤマカガシに捕食されたアカガエル。
こんなに標高の高い山の中でも、どちらもいるんだなあとちょっと驚き。
近付いても逃げる気配はなく、食べることに専念しているようだ
見ているとあっという間に、飲み込んでしまった。
さぁ、次はどうするのかと興味津々。その時、遠くから車の走る音が聞こえてきた。
これは道の真ん中にいるのはヤバイと路肩に走った。
間もなく車が走り去り、道を見たらカエルもヘビもいなかった。
どちらも無事逃げたようだ。
こんな高いところでも、ちゃんと生きものたちの生存競争が繰り広げられれていることに、まだまだ知らないことが多いなぁと実感したのだった。
2013年8月27日 長野県
無尾目 アカガエル科 ニホンアカガエル
有鱗目 ナミヘビ科 ヤマカガシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
酒場は楽し! [自然]
あの賑わいは何だったのか?というくらい静まり返っていた。
そこで、もう一つの酒場を訪れると、こちらは大繁盛。
お客はカブトムシたちとサトキマダラヒカゲ。
カブトムシはオス同士喧嘩することもなく、仲良く美酒に興じていた。
なかにはちゃっかり者も・・・・(^^)
一緒に飲んでも楽しそうだが、執拗なやぶ蚊の攻撃もありここは退散した。
2013年8月8日 埼玉県
鞘羽目 コガネムシ科 カブトムシ
鱗翅目 タテハチョウ科 サトキマダラヒカゲ
CANON EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
クワの木と虫 [自然]
いつもの谷戸の園路沿いにいくつかのクワの木がある。
夏になると色々な虫たちがこの木に集まってくる。
この日も少し覗いてみた。
葉上からこちらを見ていたのは、「ヤブキリ」だった。
樹上の肉食ハンターで、セミや樹液に集まる虫などを食べる。
顔付が怖い・・・・。
見上げた葉裏にいたのは、ハゴロモ三兄弟の「ベッコウハゴロモ」。
葉の上にはハゴロモ三兄弟の「スケバハゴロモ」もいた。
あとはアミガサハゴロモがいればと探してみたのだが残念見つからなかった。
皆クワの汁が好きなようだ。
高い枝からこちらを見ていたのは「クワカミキリ」。
名前の通りクワが大好物で、樹皮をかじって丸坊主にしてしまう。
別の枝にもたくさんしがみついていた。
こうしてみると目が大きいのでまるでメガネザルのよう。
この日は見つからなかったが、あとキボシカミキリもクワの常連である。
2013年7月31日 東京都
直翅目 キリギリス科 ヤブキリ
半翅目 ハゴロモ科 ベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ
鞘羽目 カミキリムシ科 クワカミキリ
EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX 、EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
クロスケの家でのライトトラップ [自然]
先日、狭山丘陵にほど近い所沢にある古民家「クロスケの家」で行われたライトトラップにお誘いいただき行ってきた。
虫好きの方々の中に交じって何が来るかわくわくドキドキの時間を過ごさせていただいた。
ライトトラップを2か所設置して、本格的な照明で白布に様々な虫がやってきていた。
この日は、この時期にしては気温が低く昨年に比べると集まる虫の数が少ないとのこと。
蛾もたくさんやってきていたが、参加された蛾の専門家ATSさんにお任せしてそれ以外を少しご紹介。
普段なかなかお目にかかれないけったいな容姿の「ミミズク」。
この虫、昼間は枝にとまっていたりすると見つける事は至難の業だが、灯りに来てくれると助かりますね。
幼虫が蟻地獄で知られる「ウスバカゲロウ」。
ウスバカゲロウかコウスバカゲロウか悩むところだが、体が褐色だったのでウスバカゲロウとした。
後にいるのは「キマダラミヤマカミキリ」。
ウスバカゲロウの仲間にも数種いるのだが、次にやってきたのは「ホシウスバカゲロウ」。
翅にある班が目印。
照明に虫が飛びこまないようにかぶせられたケースで見つけた見たことのない模様のカメムシ。
面白い模様だが何カメムシ?
こちらも初めて見る虫だったが、調べてみると「ツマグロツツカッコウムシ」という長ったらしい名前。
枯れ木やまきに集まるようだ。
そのほかにもノコギリカミキリ、ノコギリクワガタ、コガネムシの仲間多数がやってきた。
もう少し居たかったのだが、翌日仕事とちょっと体調が悪かったので後ろ髪をひかれながらもその場を後にした。
お誘いいただいたTさん、ご一緒させていただいたてんとうむしさん、ATSさんありがとうございました。
とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。
2013年7月20日 埼玉県
半翅目 ミミズク科 ミミズク
アミメカゲロウ目 ウスバカゲロウ科 ウスバカゲロウ、 ホシウスバカゲロウ
鞘羽目 カッコウムシ科 ツマグロツツカッコウムシ RICOH CX5
赤いゾウムシと思ったら・・・ [自然]
寄生するものされるもの [自然]
今日も歩いているとあちこちでいもむし、毛虫が目に付いた。
例年に比べて今年は多いような気がするが、気のせいだろうか?
そんな中で、体から繭が突き出ているいもむしをいくつか見つけた。
寄生バチなのかハエなのか、いもむしの体内で育ち成熟して体を食い破って繭を作ったようだ。
こちらは繭を作っている最中のようで、中で幼虫が動いているのがわかった。
まだこの蛾の幼虫たちは生きているようだが、いずれは死んでしまうのだろう。
湿地脇の低い草の葉裏に長い糸でぶら下がった繭を見つけた。
葉をめくると糸の横に死んだ幼虫がいた。
これも幼虫の体内で成長した後、体を出て繭を作ったのだろう。
以前に見つけたホウネンタワラチビアメバチの繭と似ているので、チビアメバチの仲間だと思われる。
繭をよく見ると上の方に黒くなった部分がある。
このハチの繭もさらに寄生されている可能性が高い。
昆虫の世界、恐るべしである!
2013年5月13日 東京都、埼玉県
EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
森の妖精の行進 [自然]
放流 [自然]
久しぶりにある谷戸の池に行ってみたのだが、池をのぞいて驚いた。
尾びれの赤い小さな魚が水面を泳いでいた。
50匹以上もいるグッピーたちだった。
よく見ると、お腹の大きいメスやたくさんの稚魚もいた。
誰かが何らかの理由で、飼っていたものをここに捨てたのだろう。
今はまだ水温もそこそこあるが、冬が来ると寒さに耐えられずに死んでしまうに違いない。
もともといないものを放したために生態系に与える影響や、死ぬであろうとわかっていて放すという命を粗末にする行為は到底許すことができない。
いかなる理由があれ、最後まで面倒を見るべきでそれができないなら飼ってはいけない。
多摩川がタマゾン川と呼ばれて久しいが、地元でこのようなことを目の当たりにするのはとても寂しい。
2012年10月13日 埼玉県
カダヤシ目カダヤシ科 グッピー CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM
久しぶり [自然]
このところ埼玉県側ばかりだったなぁとブログを見返すと、前回は7月17日と1か月以上前であった。
いつものコースをぐるっと回ったが、暑さのせいか思ったほど生きものたちとは出会わない。
オギの群落で「ワキグロサツマノミダマシ」のメスを2匹見つけた。
お隣同士で仲良く?並んでいるところを見ると姉妹だろうか?
名前の由来は、別種でサツマノミダマシというのがいてそれとそっくりだが脇が黒いのでワキグロサツマノミダマシ。サツマの実とはハゼの実のことで、名の由来からもサツマ ノミダマシではなく、サツマノミ ダマシである。
園路で足元を見ると、「オオヒラタシデムシ」が交尾をしていた。
丘陵では最もよく見る種の一つだと思うが、足元に気を付けていないと踏み潰してしまう。
ミミズや虫などの死骸を食べてくれる森の掃除屋さんだ。
全くの普通種なだけに、ここに登場したことがあっただろうか?
クヌギの古木の根元で「キタテハ」と「サトキマダラヒカゲ」が樹液を吸っていた。
共にかなり翅が痛んでいる。
あとどれくらい頑張ってくれるだろうか。
日が暮れるとあちこちの樹上からアオマツムシの声が聞こえてきた。
いよいよ夏から秋へ、季節の変わり目だ。
2012年8月24日 東京都
真正クモ目 コガネグモ科 ワキグロサツマノミダマシ
鞘羽目 シデムシ科 オオヒラタシデムシ
鱗翅目 タテハチョウ科 キタテハ、サトキマダラヒカゲ
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye /Kenko 1.4×TELEPLUS/MT-24EX