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10年とは早いもの [その他]

2018年が始まった。
今年はどんな年になるだろうか?

どんな年にするかは自分の思い次第なのだろう。

このblogを始めたのは2007年10月7日、はや10年が経った。
第1回は「もう冬?」というお題だった。
初めは身の回りの事を書いていたが、少しして虫を主とした自然の不思議や面白さを写真で紹介することで自然に興味を持ってもらうとともにその大切さを伝えたいと思うようになった。
毎日更新が目標だったが、仕事もあってこれまで平均すればおおよそ8割ほどの達成率だろうか。
まぁ、飽き性の自分としてはよく続いたほうだ。
その思いがどれだけの人に伝わったかはわからない・・・。

長年勤めた仕事を辞めて自然に関わる仕事を始めたのが2008年だから、今年が区切りの年でもある。
蓄えもあったが、まぁよくこの10年食べてこれたと仕事をくださった方々にとても感謝している。

さて次の10年、そろそろ人生も終盤 何をすべきか時に流されずに考える年にしたい!
tsunotonbo2_1.jpg

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Blog移設のお知らせ [その他]

いつもHirokou's Field Notesをご覧いただきありがとうございます。
この度、プロバイダーの使用領域が限度となったため、新たに「Hirokou's Field Notes2」として下記に移設いたしました。
今まで通り、日々の観察を更新していきたいと思いますので、変わらずご訪問いただけますようよろしくお願いいたします。 

Hirokou's Field Notes2  http://hirokou2.blog.so-net.ne.jp/


里山の鳥 モズ [鳥]

この秋もあちこちでモズの高鳴きが聞かれたが、何時もの年より個体数が少ないように感じた。
まぁ、数えてないので感覚だ。
この日も谷戸の湿地周りで縄張りを張るオスがいた。モズ1205-1.JPG



















100mmマクロで撮ってこれが限界トリミング。
逆光で光を浴びた逆立つ羽がいい感じ!
モズ1205.JPG


















湿地脇の枝で見つけた、カエルのはやにえ。
いったいいつからあるのかわからないが、かなり前からあるのだろう。
他にももう一つ、カエルがあった。
カエルの種も不明だが、この場所でこのサイズならシュレーゲルアオガエルの可能性が高いかな。
それにしても見事な干からびよう。
さて、これを食べるのか?

兵庫県の伊丹市昆虫館でプチ展示「モズのはやにえ」開催中!
来週見に行く予定。はやにえ200点の実物と写真は楽しみだ。
モズ1205-2.JPG


















2014年12月5日 東京都
スズメ目モズ科 モズ  EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM


フユシャク探索 [チョウ・ガ]

昨晩、久しぶりに近隣の公園にフユシャクを探しに出かけてみた。
期待は、チャバネフユエダシャクのメスと交尾だったのだが、飛んでいるオスを2頭確認したもののそれ以外は全く見られなかった。
サクラの幹で翅が傷んだ「チャエダシャク」がいた。
チャエダシャク1207.JPG


















その後も主にサクラの幹を見て歩いたが、全く見つけることができない。
これは今日はダメかと思った最後の数本目で、ようやく見つけた「クロオビフユナミシャク※」のオス。
3mほどの幹を登っていたのをちょっと下へ降りてもらった。
クロオビフユナミシャク1207.JPG


















幾枚か撮った後、再び幹へ戻した。
当たりを探せどメスは見当たらず。
残念ながらこの晩のフユシャクの成果は、この1頭のみ。
気温、月の明かり、時間、もう少し見られると思ったが何が悪かったのか?
また、日を改めて出直しだ。
※一寸野虫さんからご連絡いただき修正いたしました。ありがとうございました。
クロオビフユナミシャク1207-1.JPG



























2014年12月7日 東京都
チョウ目シャクガ科 チャエダシャク、クロオビフユナミシャク※
EOS70D,EF100mm F2.8L IS内部ストロボ/430EXⅡ


コミミズクの裏表 [セミ・カメムシ]

今の時期、観察場所の一つが園路脇の木柵。
この日、早速見つかったのが「コミミズク」の幼虫だった。
ヘラのような頭が印象的だ。
コミミズク1205.JPG


















この虫の裏側はいったいどうなっているのだろうかとひっくり返してみた。
ぴょんと飛んでしまうかと思っていたが、逃げずに腹を見せてくれた。
初めて見たコミミズクの裏側は、まるでエイリアンかエビやカニなどの甲殻類を彷彿させた。
透明感のある脚やエメラルドグリーンの腹部は、表と正反対の色彩で驚いた。
コミミズク1205-1.JPG


















2014年12月5日 東京都
カメムシ目ミミズク科 コミミズク  EOS70D,EF100mm F2.8L IS内部ストロボ/430EXⅡ


小野路の里山 [自然]

昨日、東京都町田市にある小野路の里山に行ってきた。

昆虫写真家の新開孝さん、中瀬潤さん、森上信夫さん、鈴木知之さん、ライター、デザイナーの方々とご一緒させていただいた。
自然が色濃く残る初冬の里山、青空が広がり虫探しにはもってこいの天候だった。
田んぼの脇を歩くとアキアカネやマユタテアカネが日光浴をしていた。

坂道を登ったところにあった小屋に立てかけてあった板をめくるとそこには「ニホンヤモリ」の集団、4頭の大人と3頭の子供たちがいた。
もたもたしていたら2頭しか撮影できなかった。
小野路1206-4.JPG


















園路の脇のシダにとまるクロスジフユエダシャクを撮影する鈴木さん。
撮影術を教えていただいた。
小野路1206-1.JPG


















歩いているとところどころに落ちていたホオノキの葉。
大きくてきれいなので透過光の葉を撮影中。
小野路1206-2.JPG


















小さな祠の横でぽかぽかお昼。
小野路1206-3.JPG



























腹ごなしの一服中に鈴木さんが見つけた朽木の下の「カブトムシ」の幼虫。
小野路1206-5.JPG


















隣にあった朽木をひっくり返して森上さんが見つけたイシノミ。
鈴木さんによると「オカジマイシノミ」だそうだ。
小野路1206-6.JPG


















雑木林の木々を探索しながら歩いていて見つかった緑色型の「コミミズク」の幼虫。
隣り合った枝に2頭いた。
隙間なくぴったりと枝に同化している姿は見事としか言いようがない。
小野路1206-7.JPG


















同じコナラの幹では、「クヌギカメムシ」が産卵中。
気門が黒いのでご本家クヌギカメムシのようだ。
小野路1206-9.JPG


















冬の定番、「キノカワガ」も見つかった。
これでまた一つコレクションが増えて良かった。

この後、天候が急変し雲とともに雨が降りだしそこで撤退。
さすが、プロのみなさんの目のお蔭でいろいろな虫と出会うことができた。

小野路の里山、また季節を変えて訪れたい場所だった。
小野路1206-8.JPG


















2014年12月6日 東京都
有鱗目ヤモリ科 ニホンヤモリ
コウチュウ目コガネムシ科 カブトムシ
イシノミ目イシノミ科 オカジマイシノミ
カメムシ目ミミズク科 コミミズク
カメムシ目クヌギカメムシ科 クヌギカメムシ
チョウ目コブガ科 キノカワガ
CANON EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM、EOS70D,EF100mm F2.8L IS内部ストロボ

危うし キノカワガ! [チョウ・ガ]

雑木林の落葉樹も葉を落とし、すっかり見通しがよくなってきた。
これからの時期のターゲットは、フユシャク・ナナフシ・キノカワガあたりだろう。

昨日仕事中に見つけたキノカワガを見に行った。
確かこの木のここにと探せど見つからない。
別の木に移動したかとあたりも探してあきらめかけていた時、元いた場所から木の裏側へ移動していたのを見つけた。
キノカワガ1205.JPG


















よし、今日はキノカワガ探索!
他に思い当る場所を探してみた。
過去にいたところでは、見つかる確率が高いのだ。
ある谷戸の毎冬見られるエゴノキを訪ねると、やはりいた!
キノカワガ1205-2.JPG


















が、一緒にいたのはヨコヅナサシガメ。
同じような場所で越冬していることが多く餌食にならないかと今までも気にしていたのだが、まさにサシガメが口吻をキノカワガに突き刺そうとしていたところだった。
見た時、すでにやられた思ったのだが、考えると翅のあるキノカワガは危険を感じれば飛んで逃げることができる。
写真を拡大してみると、この時点ではまだ口吻は刺さっていなかったようだ。
キノカワガ1205-3.JPG


















ちょっと目を離した隙に、キノカワガがいなくなっていた。
この木の根元を見ると、アズマネザサの葉につかまっているの見つけた。
よほどでないと動かないキノカワガも、さすがに危険を感じて落ちたのだろう。
キノカワガ1205-4.JPG


















気温の低い時はすぐに飛ぶことができない。
翅を震わせて体温をあげることでようやく長い距離を飛べるようになる。
アズマネザサから少し飛んで、枯葉の上で翅を震わせたあと雑木林の中へ消えて行った。
ヨコヅナサシガメの餌食にならずに良かったなぁとホッとしたのであった。

キノカワガは、樹皮とそっくりの模様で木に溶け込み、まるで雑木林の忍者だ。
個体によってその模様や色も異なる。
その変異が面白く100個体を撮影することを目標としているのだが、まだもう少しかかりそうだ。
キノカワガ1205-5.JPG


















2014年12月05日 東京都
チョウ目コブガ科 キノカワガ
CANON EOS50D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM/MT-24X、EOS70D,EF100mm F2.8L IS内部ストロボ/430EXⅡ


イチョウとモズ

今シーズンもここのイチョウは綺麗な黄葉だ。
イチョウの黄色にススキのタコの足のような白い穂が面白い。
ススキ1127.JPG


















そんなイチョウのてっぺんでは、モズがお尻ふりふり♪
いい秋の景色だ!
モズ1127.JPG



























2014年11月27日東京都 EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM

今年も落ち葉の神経衰弱 オオムラサキ [チョウ・ガ]

クヌギの葉っぱ、大分落ちてしまったがまだしっかり枝についている、きれいなので撮ってみた。
クヌギ1127.JPG


















エノキの葉もほとんど落ちていたので、木の根元で葉っぱの神経衰弱をしてみた。
数枚めくって出てきたのは、「オオムラサキ」の幼虫。
オオムラサキ1127-0.JPG


















見られたことにほっと一息。
立て続けに別の個体も。今度はちょっと白っぽい。
オオムラサキ1127.JPG


















このエノキの根元は少し盛り上がっていて、冬の間に落ち葉が風で飛ばされてしまうこともある。
何とか春まで飛ばされないよう願いながら、元の場所に戻しておいた。
例年見られるゴマダラチョウやアカボシゴマダラは見つからなかったのは意外だった。
オオムラサキ1127-1.JPG


















2014年11月27日 東京都
ブナ目ブナ科 クヌギ
チョウ目タテハチョウ科 オオムラサキ
 EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/内蔵ストロボ


見落としていた ミヤマセセリ幼虫 [チョウ・ガ]

1週間ほど前から、撮りためている写真の整理をしているのだが、これがなかなか進まない。
種別にフォルダに整理しているため、わからない種はその都度図鑑を引いて調べているからだ。

先日、2013年9月18日に撮影したものを分別していて不明幼虫があったが、時間がなく不明種フォルダに
いったん入れていた。
ミヤマセセリ0918.JPG


















今日別件で何気に幼虫図鑑を見ていてどんぴしゃのものを見つけた。
何と「ミヤマセセリ」だった。
成虫は毎春見られるものの、いったいどんな幼虫なのか見たことがないので気になっていたチョウだ。
ダイミョウセセリと色違いのうり二つなので、セセリチョウ科ではないかとは思っていたのだが当たりだった。

さて、他にも不明種から思いがけないものが見つかるか、これからもちょっと楽しみだ。
ミヤマセセリ幼虫.JPG


















2013年9月18日 東京都
チョウ目セセリチョウ科 ミヤマセセリ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


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