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人懐っこいルリタテハ [チョウ・ガ]

湿地の木道を歩くとどこからともなく「ルリタテハ」が舞い降りた。
少し擦れてはいるが、きれいな翅だ!
まるで撮ってというように翅を広げてくれた。
ルリタテハ0815-1.JPG


















「おぉっ!撮ってほしいのか」と思わず声をかけ数枚撮影。
ルリタテハ0815.JPG


















すると、ふいに飛び立ちこちらの体を回って違う角度に降り立った。
「今度はここから撮って欲しいんだな」
また一声かけて数枚。
時折、こんなチョウに出くわす。
いいモデルさんだ。
ルリタテハ0815-2.JPG


















少し歩くと「ダイミョウセセリ」が、これまたいいポーズをとってくれた。
こんな時は楽しいものだ!
ダイミョウセセリ0815.JPG


















2014年8月13日 東京都
チョウ目タテハチョウ科 ルリタテハ
     セセリチョウ科 ダイミョウセセリ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X

シロスジカミキリの産卵・羽脱痕 [甲虫]

このところ、気になったのが、シロスジカミキリの産卵、羽脱痕が付いた木が多いこと。
もちろん虫そのものも探しているのだが、シロスジカミキリがいるかどうか、幹についた輪のようにかじった丸い産卵痕や、羽化した後の丸い羽脱痕が目安になる。
これらはブナ科のコナラクヌギをはじめ、クリ、アラカシやシラカシ、ヤナギまでにもかなり広範囲に見ることができた。
木の大きさは老木から数mの若木まで様々で、おおむね樹勢が悪く、枯れかかっている木も多い。シロスジカミキリ.JPG



















この日も産卵痕の付いた木の周りを探していたら、4mほどのコナラの幼木の枝で成虫を見つけることができた。
大きさと触角の長さからみるとオスだろうか、しきりに枝をかじっていた。
シロスジカミキリ0812-1_1.JPG


















シロスジカミキリは、東京都のレッドデータに記載はないが、里山の木々が必要でその生息域が減少しているのは確かだ。
一方で、このカミキリが木に侵入することで、木に大きなダメージが残る。
それぞれを守っていくこと、この両立は意外と難しい!
シロスジカミキリ0812_1.JPG


















2014年8月12日 東京都
コウチュウ目カミキリムシ科 シロスジカミキリ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


セミが元気! [セミ・カメムシ]

夏もまっただ中、セミたちが賑やかだ。

昔から夏の虫と言えば子供たちに人気のカブトムシやクワガタなどが定番だが、家の近くで見つけられなかったせいか僕はもっぱらセミを追いかけていた。

このころは関西に住んでいたので、主にニイニイゼミとアブラゼミ、ツクツクボウシだった。
ツクツクボウシは出現が遅く、わくわくしていた夏の初めには見られない。
ツクツクボウシ♪という鳴き声が宿題やったか♪と聞こえるほどに夏の終わりを告げるセミだったように思う。

前の2種はどちらも翅が褐色で、透明な翅のセミにあこがれた。
ミンミンゼミやヒグラシは注目の的だったが、山に行かなければその声が聞かれず、時折鳴き声が聞かれると網を持ってそのもとへ走ったものだ。
しかし、ほとんどが幼稚園の子供にはとても高い場所で鳴いていて捕まえることは困難だった。

今や関西のセミの代表で、大阪市内のほとんどでアブラゼミよりもその数が多いと言われているクマゼミについては、全く記憶がない。
この頃、大阪ではなかったがまわりにいれば捕まえることが出来なくても、大きな黒い体に雄にはオレンジ色の腹弁が美しいと図鑑で調べ、それはそれは憧れのセミとして記憶に残っているはずなのだが・・・。
実際のところいたのかいなかったのか?今ではわからない。

セミについて、色々な人と話をするとセミは嫌い、怖いという意見が少なからずある。
理由は、知らずに近づくと急に鳴いて飛んでこっちがびっくりする、ゴキブリみたい(アブラゼミやニイニイゼミ)、よく廊下や道に落ちていて死んでいるのかと思ったら急に鳴き驚かされるなどのようだ。
鳴く事が恐怖、確かにそれはあるかも!

虫girlのメレ山メレ子さんが、webの連載を本にまとめた「ときめき昆虫学」の中で、瀕死の状態を「セミファイナル」、完全に死んでいるのを「セミリタイア」と表現してその見分け方を教示しているので見ていただければ面白い。少しは恐怖が和らぐかも。

長く書いたがセミへの思いは今も変わらず、ここでは昔あこがれだったミンミンゼミやヒグラシも家の周りで鳴き声を聞くことが出来、車を走らせればクマゼミも見ることが出来る。さらに夜に行われる羽化は、まさに美しき神秘!

僕にとってセミだけでなく、虫の鳴き声は季節の風物詩。
これからもずっと季節と共に楽しみたい!

昨日撮った写真から

サクラにとまる「ニイニイゼミ」のオレンジ色の強い個体。
なかなかの保護色だ。
チー、ニー♪と岩に染み入る蝉の声。
ニイニイゼミ0813_1.JPG


















最もGと似ていると思われる「アブラゼミ」。
ジワジワジワ♪と暑苦しい!
アブラゼミ0812_1.JPG


















子供の頃のあこがれ、透明な翅と緑色が特徴の「ミンミンゼミ」。
鳴き声のミーンミーン♪はCMの夏のBGM。
腹側の淡いエメラルドグリーンの美しさは必見だ!
ミンミンゼミ0812_1.JPG


















2014年8月12日 東京都
カメムシ目セミ科 ニイニイゼミ アブラゼミ ミンミンゼミ
 CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM








 


夏だ サクラだ トリフンだ!2014 [その他]

毎年夏にはススキでトリフンを探すが、今年はなかなか見つけらない。
シロオビトリノフンダマシは見つかるのだが・・・。

昨日、揺れるサクラの葉裏に見覚えある特徴的な形が目に入った。
覗き込むと、おぉ!トリフンの卵嚢ではないか。
こんなところにあるとは思わなかった。
オオトリノフンダマシ0811-1_1_1.JPG


















ひょっとしたら母グモがいるのか?
探すと、いた~!
今年初めての「オオトリノフンダマシ」。
オオトリノフンダマシ0811-2_1.JPG


















産んだ卵たちをしっかり見守っている。
大した母性本能である。
この日テレビで十数年間、母親がわが子を学校にも行かせず監禁していた話を見て何とも心が痛んだ。
オオトリノフンダマシ0811_1.JPG


















2014年8月11日 東京都
クモ目ナゲナワグモ科 オオトリノフンダマシ  CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


リス リス リス  [トンボ]

先週見つけたリスアカネ。
もう一度見に行ってみた。
撮影した場所を探すと、葉にとまったトンボの影が!
影の翅の先の斑は・・・。
リスアカネ08011-1_1.JPG


















風に揺られて飛んだ先を見ると、お目当ての「リスアカネ」。
こんなにすぐに見つかるなんて、ラッキー。
リスアカネ08011-2_1.JPG


















と思っていると、林縁を歩けば次から次へと リス リス リス。
少し距離を置いてオスたちがテリトリーを張っていた。
リスアカネ08011-3_1.JPG


















かなり風が強かったので、揺られては飛んですぐ止まりを繰り返す。
こんな日は大変だなぁ!
それにしても、ここでは今までほとんど見たことがないが、今年はどうしたことか当たり年。
リスアカネ08011-6_1.JPG


















すぅーと目の前にウスバキトンボが飛んできて止まった。
南の島から世代を繰り返しながら片道切符で北を目指す。
この個体はいったいどこで生まれ育ったのだろうか?
お盆に多く見られることから精霊トンボ。
ウスバキトンボが群れ飛ぶ、もうそんな季節になった。
ウスバキトンボ0811_1.JPG



























2014年8月11日 東京都
トンボ目トンボ科 リスアカネ、ウスバキトンボ   CANON EOS70D,EF100mm F2.8L IS USM/MT-24X


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