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飛びまわるのはオスだけ クロハネシロヒゲナガ [チョウ・ガ]

また今年も、草はらで白いお髭が飛びまわる季節となった。
飛んでいるのは、白くなが~い触角をもつガの仲間「クロハネシロヒゲナガ」だ。
雌の出すフェロモンを嗅ぎまわっているのだろうか?
葉の上でじっとしているメスを見つけた。
クロハネシロヒゲナガ0513_1.JPG


















オスに比べると触角の長さは半分以下だろう。
地味ながらも、オスが飛び交うので意外と目立つ存在だ。
クロハネシロヒゲナガ0513-1_1.JPG


















2014年5月13日 東京都
チョウ目ヒゲナガガ科 クロハネシロヒゲナガ      CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM


ヒオドシチョウの幼虫たちはいずこへ? [チョウ・ガ]

この春は例年になくヒオドシチョウの姿が見られ、多くの方から今年は多いなぁという声も聞かれた。
4月の中旬、エノキの枝先にはたくさんの卵が産みつけられていた。
卵が孵化した4月の下旬には、あちこちのエノキの枝先に幼虫の塊が目に付いた。
産み付ける卵の数も多いため、生まれてくる幼虫の数も半端ではない。ヒオドシチョウ幼虫0429_1.JPG




























エノキの葉を食べて育った終齢幼虫は蛹化場所を探しすため木を降りて歩き回る。
この時期、公園には来園者から「毛虫がたくさんいて気持ち悪い」、「毒はないのか?」といった問い合わせが来る。
知らない人にとっては、気味が悪い事この上ないだろう。

ここまで育ったヒオドシにとってもこの時が最も危険だろう。
今の時期、鳥たちは子育ての真っ最中で雛の餌探しに躍起になっている。
特に目に付くのが、ムクドリたち。嘴にたくさんのチョウやガの幼虫を咥えている姿を目にする。
これら敵の目から逃れたものが、前蛹に。
ヒオドシチョウ前蛹0513_1.JPG


















蛹になっても油断はできない。
見付けていた前蛹や蛹が数日後にはなくなっていることはよくあること。
幼虫がいた周辺で蛹を探して見たが、全く見つからなかった。
いったいどこへ行ったのだろうか?
外敵に襲われてしまったか。
あれだけたくさん産んだ卵から、どれだけがチョウとなって大空を舞うことが出来るのだろうか?
ヒオドシチョウ蛹0517_1.JPG















2014年4-5月 東京都
チョウ目 タテハチョウ科 ヒオドシチョウ   CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


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