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ハンミョウ(斑猫) 道教え [甲虫]

このところ職場で「ハンミョウ」の話が数回出たことで触発され、久しぶりに見に行ってきた。
丘陵では僕の知る唯一の生息地、車を止めて歩くこと30分ほどでその場所に着いた。
早速目の前から飛び立った。
おぉっ、いるいる!
そぉっと近づくが、敏感で近寄らせてくれない。
ハンミョウは別名道教え。
人が近づくと、数m先まで飛ぶ。また近づくと飛ぶという繰り返しから道を教えてくれている‘道教え’と呼ばれる。
じっくり見たいものとしては、教えてもらわなくていいのでじっとしていてと思うのである。
ハンミョウ0513-2_1.JPG


















何度見ても昆虫界でも一二を争う美しさだ。
メタリックに輝く緑・赤・青。
人が見て美しいと思うのと、自然界でハンミョウがこの色合いを纏っているのに相関性はない。
ハンミョウにとってどういったメリットがあるのだろうか?
ハンミョウ0513-1_1.JPG


















美しいものには棘があると言われるが、まさしくこの虫も美しさとは裏腹に獰猛な一面を持ち合わせている。
肉食性で大きな牙でミミズや小さな昆虫などを捕えて食べる。
アップで見てみると、いろいろ新たな発見があった。
触角は第4節までは美しいが、それより先に輝きはないこと。
両肩の部分は、色が剥げたように白くなっている。
大顎の重なりは左が上。
いくつかの個体を見たが皆同じだった。
また、ここだけかもしれないが見られる範囲は園路10mほどでそこを過ぎると全く見られない。
じっくり観察することは新たな知見があり面白いものである!!
ハンミョウ0513_1.JPG


















2014年5月13日 埼玉県
コウチュウ目ハンミョウ科 ハンミョウ    CANON EOS70D EF100mm F2.8L IS USM/MT-24EX


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