早春の蛾 イボタガ [チョウ・ガ]
家で写真を整理していたら携帯が鳴った。
いつもの峠のコンビニにイボタガがいるというワタシカラノキョリのTさんからの連絡だった。
しかし、今日はすでに飲んでおり運転ができず朝早くに行く事にしてお礼を言ったが、何と迎えに来てくれるという。
なかなかお目にかかれない蛾だけに、今回はお言葉に甘えてしまった。
Tさんから連絡を受けた てんとうむしの歳時記2のてんとうむしさんもすでに来られていた。
イボタガは3~4月に現れる大型の早春の蛾で、その翅の模様はこれぞまさに神のデザインと思うほど素晴らしく美しい!
夜灯火に飛んでくるのを見ることはあっても、昼間にfieldで見つけることは難しい蛾だ。
コンビニの壁にとまっていたのをさんざん撮影した後、少し手乗りでも撮影。
触角が櫛状のオスだった。
近くの灌木の葉にとまらせて、再び撮影会。
次にいつ出会えるかわからないので、念入りに撮影した。
このさざ波模様と一対の眼状紋は、擬態か威嚇か?
fieldで見つからないのは、この模様が威力を発揮しているからではなかろうか。
一方眼状紋は、前翅を広げると後翅の黒色が現れさらに目玉を強調させるようだ。
やはりこれも外敵には効果的なのだろう。
角度によって、blueの筋が現れるのは新たな発見だった。
撮影をしていると、すぐ近くでフクロウの鳴き声が聞こえた。
その声をたどってみると、何と2羽が鳴き交わしている様子。
姿は確認できなかったが、オスとメスのペアではないかと思われ、思わぬおまけ付きであった。
この蛾の情報を下さり、送迎えまでしていただいたT氏にはこの場を借りてお礼を申し上げたい。
2014年4月7日 埼玉県
鱗翅目 イボタガ科 イボタガ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX