クヌギカメムシ卵塊 [セミ・カメムシ]
この木と思っていたところを探していると、たくさんの「クヌギカメムシ」の仲間の卵塊が見つかった。
樹皮の深い溝に産み付けられた卵塊。
という事はこの木はクヌギ。
名前の通りコナラよりはクヌギの方を好むのだろうか?
この後、ウバタマ越冬のコナラを見つけたが、そちらには全く卵塊は見られなかった。
コナラに産卵しないということは無いのだろうが、たまたまここではクヌギが好まれていた。
北側に面した林床には、まだまだ雪が残っている。
この雪いったいいつになったら溶けるのだろうか?
日を浴びた雪はキラキラ輝き、美しくもあるのだが・・・・。
2014年2月23日 東京都
半翅目 クヌギカメムシ科 クヌギカメムシの仲間の卵塊
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX、CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM
越冬ウバタマムシ その後 [甲虫]
2度の大雪の前に見つけていたコナラの幹で越冬中のウバタマムシの様子を見に行った。
丘陵には想像以上の雪が積もっていて、日陰の園路にはまだ雪が・・・。
今月に入って2回の大雪でどうなったのか気になった。
園路の脇の木なのだが当然雪かきなどされておらず、足を踏み入れると膝下まで埋もれる。
ウバタマムシは、以前の場所から少し動いていたが健在だった。
まぁ、幹にいたのだからさほどの影響はなかったのかもしれないが、この寒さを乗り越えたのならもう大丈夫なのではと思う。
来週は暖かくなるとの予報なので、生きものたちには少しの間ほっと一息かもしれない。
その後は、また寒さが戻ってきそうで油断はできないが・・・。
2014年2月23日 東京都
鞘羽目 タマムシ科 ウバタマムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
手入れされた雑木林 [季節]
2週続けた週末の大雪はすごかった。
お蔭で雪かき疲れもあり、今月はまだ1回しかfieldに出向いていない。
前回訪れた、手入れの行き届いた雑木林。
コナラを主体としてシデやエゴなどの里山を代表する木々の雑木林だ。
その昔、武蔵野の雑木林は農用林として伐採した木や枝は槇に、落ち葉は堆肥に利用されていたのだろうが、今やすっかりその利用価値が失われほとんどが放置されたままだ。
しかしここでは、下草は刈られ落ち葉はすっかりなくなってとても見通しが良い林床となっていた。
落ち葉は落ち葉だめに運ばれ、堆肥として利用されるのだろう。
土の露出した地面では、コナラのどんぐりが根をしっかりと大地に張っていた。
殻が割れ、中から二葉が覗いている。
エノキの根元に残された落ち葉をひっくり返すと、出てきたゴマダラチョウの幼虫。
夏、ここで成虫を見かけたことがないが、こうして幼虫を見つけるとその存在が明らかになる。
見上げれば、枝先にウスタビガの空繭、ヤマカマスが風に吹かれていた。
昨年あれほど見つかったこの繭も、今年は例年並みかな。
こちらには、天蚕ヤママユガの空繭。
暖かそうなコブシの冬芽を見ると春がそこまでと思うのだが、今年の春は例年に比べて少し遠そうだ。
スプリングエフェメラルたちとの再会が待ち遠しい!
2014年2月1日 埼玉県
ブナ目 ブナ科 コナラ
鱗翅目 タテハチョウ科 ゴマダラチョウ
鱗翅目 ヤママユガ科 ウスタビガ、ヤママユガ
モクレン目 モクレン科 コブシ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D EF70-200 f2.8 L IS USM