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晩秋の谷戸 [季節]

埼玉県の小さな谷戸を歩いてみた。
カントリーヘッジ、エコスタックなどと言われる刈った草や枝を入れておく囲いに数頭の「アキアカネ」がとまっていた。
だいぶ日は傾いていたが、体を温めているようだ。近付くと飛び上がるがまたすぐ戻ってくる。
ほとんどがオスのようだったが、すでに繁殖を終えて余生を過ごしているのだろうか?
アキアカネ1127_1.JPG


















オレンジ色の黄葉が目を引いた。
春の花、夏の実、そして秋には黄葉も楽しませてくれる「ウワミズザクラ」。
ウワミズザクラ1127_1.JPG


















雑木林の中を歩いてみると足元からたくさんの蛾が飛び立った。
冬に活動するフユシャクガの仲間の「クロスジフユエダシャク」だ。
フユシャクガの中でも早くに現れ、唯一昼に活動する。
この蛾が飛び始めるといよいよ冬を覚悟しなければならない。
寒さの中のフユシャク観察シーズンに突入である。
クロスジフユエダシャク1127_1.JPG


















クロスジフユエダシャクが飛び立った林床には、クリスマスリースを思い起こさせる「ヤブコウジ」のつやつやの赤い実があちこちに。お正月の縁起物で十両と呼ばれるが、この実がなる頃、毎年これはいったい何両だった?と調べなければならないのが情けない。毎年のことなので覚えておきたいものなのだが・・・・。
ヤブコウジ1127_1.JPG


















小さなモミジの子供もいっちょまえに紅葉している。
カエルの子はカエル的!
小さな紅葉1127_1.JPG


















鮮やかな黄色い葉は「アオハダ」だ。
ウワミズザクラのオレンジに透き通るようなアオハダの黄色がそれぞれを主張していい色景色。
丘陵が最もカラフルに色づく季節もあと僅か。
どれだけ楽しむことができるだろうか?
アオハダ1127_1.JPG


















2013年11月27日 埼玉県
蜻蛉目トンボ科 アキアカネ
バラ目バラ科 ウワミズザクラ
鱗翅目シャクガ科 クロスジフユエダシャク
サクラソウ目ヤブコウジ科 ヤブコウジ
ニシキギ目モチノキ科 アオハダ      

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM 、CANON EOS40D EF8-10mm F4LフィッシュアイUSM

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