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ピンクから赤へ コブシ [植物]

コブシと言えば、早春に白い花を咲かせ、農家は農作業の目安としていることでも知られるが、秋の実もなかなか話題性がある。
ごつごつとした拳のようなその果実が、名前の由来となっている。
初めは淡いピンク色。
熟すと中から真っ赤な種が現れる。
コブシ1017_1.JPG


















秋の赤い実はたくさんあれども、これだけグロテスクで自らを主張するものは他にないと個人的には思うのだ。
コブシ1017-1_1.JPG


















2013年10月17日 東京都
モクレン目 モクレン科 コブシ        CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

秋深し [季節]

ここ数日朝晩冷え込みが厳しい。
気温の変化が大きいと紅葉が進むのにはもってこいだが、こちらの体調管理が大変だ。

日が落ちるのも早くなってきたが、夕方少しの間出掛けてみた。
長袖のシャツでも少し肌寒い。
寒さのせいか虫の姿はあまり見られず、「イチモンジセセリ」が葉上で翅を休めていた。

イチモンジセセリ1017_1.JPG


















歩いていると色々な実や種が目に入った。
仙人の髭か白髪か、「センニンソウ」の種。
センニンソウ1017_1.JPG


















鮮やかな赤い色は、「ヒヨドリジョウゴ」。緑や深緑、赤くなり始めたものなど様々。
ヒヨドリジョウゴ1017_1.JPG


















鳥が運んだのだろう。
湿地の脇には「コムラサキ」の紫色の実がたわわに実っていた。
コムラサキ1017_1.JPG


















まだオレンジ色に熟していない「カラスウリ」。
例年になく今年はあちこちで実が見られる豊作の年。
カラスウリ1017_1.JPG


















カラスがいればスズメも・・・・。
カラスウリに比べると小さな「スズメウリ」。
こちらは熟すと白くなり、ほのかな甘さが。
スズメウリ1017_1.JPG


















見た目も毒々しいが実際毒がある「ヨウシュヤマゴボウ」も秋の実り。
実や葉には、ハリカメムシだろうか?
人には毒だが、このカメムシには大丈夫なのだろう。
様々な実が鮮やかに熟して、肌寒さとともにいよいよ秋の深まりを感じたのだった。
ヨウシュヤマゴボウ1017_1.JPG


















2013年10月17日 東京都
鱗翅目 セセリチョウ科 イチモンジセセリ
キンポウゲ目 キンポウゲ科 センニンソウ
ナス目 ナス科 ヒヨドリジョウゴ
シソ目 クマツヅラ科 コムラサキ
スミレ目 ウリ科 カラスウリ、スズメウリ
ナデシコ目 ヤマゴボウ科 ヨウシュヤマゴボウ  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


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