灯火に集まるササキリモドキの仲間 [バッタ]
仕事帰りに携帯が鳴り、出てみるといつもお世話になっている森のキョロちゃんさんからだった。
峠のコンビニに珍しい蛾がいるとのこと。
立ち寄って撮影していると、ご本人にお会いした。
今日は雨上がりで蒸し暑く、灯りにはたくさんの羽蟻が集まっていた。
その蛾は改めてご紹介するとして、明りの周りを見ているとバッタの仲間がいた。
小さくて淡い緑色の体色。
見たところササキリモドキの仲間のようだ。
長い翅に足の鋭いとげが特徴。片足が取れているがこのとげの鋭さは肉食系。
お持ち帰りで家でじっくり眺めてみた。
これらの特徴から初見の「セスジササキリモドキ」のメスのようだ。
バッタ・コオロギ・キリギリス図鑑では、低山の林内や林縁や樹上にすみ8~11月に成虫とある。
少しして別の個体がやってきた。
先ほどのものより小さく背中の筋がない。
裸眼ではほとんど見えないのでこちらもgetし持ち帰った。
マクロレンズで見てみると、「ヒメツユムシ」のメスと思われる。
この種は今までに何度も見ているが、その中で最も小さい。
これら樹上性のササキリモドキの仲間は、普段見つけることは難しいが、灯火に来たものを観察するのは容易いようだ。
2013年10月2日 東京都
直翅目 ササキリモドキ科 セスジササキリ、ヒメツユムシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX