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今年も確認できた!カヤコオロギ [バッタ]

丘陵のある草はらに「カヤコオロギ」を見に行ってきた。
カヤコオロギは、明るいイネ科の多い草はらに棲むマツムシ科の大きさ10mmほどのコオロギの仲間。
オスメス共に翅は短く、飛ぶことは出来ずにオスは鳴かない。
カヤコオロギ0910-2_1.JPG


















近年減少している種で、埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類、東京都のレッドデータブックでは記載されているものの区部、本土部でDD(情報不足)、北多摩・西多摩でデータなしとなっている。
まぁ、マニアックに探さないとなかなか見つからない種だとは思うが・・・。
カヤコオロギ0910_1.JPG


















この日は生息場所に足を踏み入れた途端に数匹が足元から跳ねた。
なかなかの数にほっと一息。
少し探したが、ほとんどがメスばかりでようやくオス1匹を見つけることができた。
今年も見ることができてうれしい限りである。
ここには他に希少な植物などもあることから環境が大きく改変されることは無いと思われ安心している。
ある谷戸では、元来生息していたクルマバッタがここ2年程確認できていない。
その場所も、何かが変わったわけでもなさそうなのだが何が原因か特定できていない。残念である。
そういったこともあるので、継続して見ていきたいと思う。
カヤコオロギ0910-1_1.JPG


















2013年9月10日 東京都
直翅目 マツムシ科 カヤコオロギ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

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