小枝そっくりでびっくり！ツマキシャチホコ

虫を探していると、葉っぱの上に小枝が乗っかっていた。
普通なら、おや葉っぱの上に小枝がとやり過ごすことが多いだろう。
実はこれ、小枝ではなく虫である。
ここですでにこの虫の戦略にはまっているのだ。
「ツマキシャチホコ」という蛾。



















てっきりサクラの小枝かと勘違いしそうなほどに精巧で素晴らしい擬態。
頭の方は、枝がぼっきり折れてしまったような断面。



















一方お尻の方は、裂けて表面にえぐれたような部分まで再現している。
虫自身が、サクラの枝に似せるにはこうしてああしてと思ったのではないだろうに、進化の過程でこうなるのは本当に不思議でならない。
おまけに危険を感じると、飛ぶのではなくまさに枝が落下するかのごとくぽろっと落ちるのだ。
ここまでされるとあっぱれ！感服である！！





















2013年8月15日　埼玉県
鱗翅目　シャチホコガ科　ツマキシャチホコ　　CANON　EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX