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真夏の昆虫酒場を巡る [季節]

今年はほとんど昆虫酒場を見て歩くことができていない。
そろそろオオムラサキも終わりかと思い、毎年恒例にopenしている酒場を巡って歩いてみた。
一番初めに立ち寄ったのは、コナラの6mほどの高さにある綺麗どころの「オオムラサキ」が常連の酒場だ。
案の定、翅の痛んだオスが一頭ご来店。
おいしそうにストローを伸ばしていた。
今年は暑さの影響を受けオオムラサキも個体数を減らしていると新聞記事で見かけたが、狭山丘陵でもそうなのだろうか?
オオムラサキ0805_1.JPG


















少し下の酒場には「アカタテハ」。
現場で見ている時はわからなかったのだが、すぐ隣の樹皮の陰にはヒカゲチョウかクロヒカゲの後翅、その上にはボクトウガの幼虫が写っていた。なるほどここの酒場を供給しているのはボクトウガの幼虫だったのか。
アカタテハ0805_1.JPG


















次の酒場は、こちらもコナラの1.5mほどの高さ。
ルリタテハとカナブン、クロカナブンが仲良くお食事中だった。
ルリタテハ0805_1.JPG


















クロカナブンは、東京都ではレッドデータに記載の希少種だ。
確かにカナブンより数は少ないが、それでも結構見かけるのだが・・・・。
カナブンの仲間ならアオカナブンをぜひ見てみたい。
このあたりで見かける緑色のカナブンはほとんどがカナブンの緑色型である。
カナブン0805_1.JPG


















最後に立ち寄ったのもコナラの根元の酒場。
ここではオス1頭と交尾中のペアのカブトムシがいた。
酒場の大きさはなかなかのものだが、なぜかほかの客はいなかった。
木の下にはたくさんのカブトムシの骸が転がっていた。
カラスの仕業か。
酒場通いも命がけなのだった。
カブトムシ0805_1.JPG


















2013年8月5日 東京都
鱗翅目 タテハチョウ科 オオムラサキ、アカタテハ、ルリタテハ
鞘羽目 コガネムシ科 カナブン、クロカナブン、カブトムシ
EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


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