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赤いゾウムシと思ったら・・・ [自然]

草の先に赤いゾウムシが止まっていた。
初めて見るなぁとファインダーを覗いたら・・・・?
赤いゾウムシ0711_1.JPG


















ゾウムシの色ではなく体にまとわりつく赤いダニの色だった。
ダニの足が何とも気持ち悪い。
これだけ体につかれると、さすがにゾウムシも動きにくそう。
今の時期、こうしたダニがついた虫をよく見かけるが、これだけのものもなかなかお目にかかれない。
赤いゾウムシ0711-1_1.JPG


















2013年7月11日 東京都
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

ケラをじっくり見る [バッタ]

仕事帰りに峠のコンビニに寄った。
コンビニの灯りに色々なものが集まってくるので、ちょっと楽しみ。
今日見つけたのは「ケラ」。
この虫、今までなかなか出会えずじっくり見た事がなかったのでこれは見たいとgetした。

早速帰って観察してみた。
湿った草地や畑などの土の中に棲み、時折灯火に飛来する。
オスは地中でジーッと鳴き、昔の人はミミズが鳴いていると思っていたと聞く。
メスの翅にも発音器があり短く断続的に鳴くらしい。
メスには外見的にわかる産卵管や産卵器はないそうだ。
この個体は翅の発音器からオスと思われる。

ケラの鳴き声♪


ケラ0714-1_1.JPG


















以前からザリガニ似ているなぁと思っていたのは大きな前胸背板と触角と頭の部分のせいだった。
ケラ0714_1.JPG


















ケラの特徴は何と言っても前肢にある。
モグラやセミの幼虫のように土を掘ることに特化して進化したシャベルのような肢だ。
外側に向かって生えている鋭い爪はいかにも土を掘る仕組みとなっている。
見れば見るほど面白い虫だった。
ケラ0714-2_1.JPG


















2013年7月14日 埼玉県
直翅目 ケラ科 ケラ        CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


シュレ危うし [両生類・爬虫類]

園路沿いのヤブミョウガの葉の上にシュレーゲルアオガエルの幼体を見つけた。
尾っぽが取れて陸に上がったばかりのようでとっても小さくかわいい!
シュレ0712_1.JPG


















頑張って大きくなれよと声をかけたものの、隣の葉に気になる生きものがシュレを視界にとらえていた。
まぁ、大丈夫だろうと気にも留めずに一回りして戻ってみると。
びっくり!葉の上でひっくり返っていた。
気になる生きものとはオオカマキリの幼虫だったが、特に動いた気配はない。
あの後いったい何があったのか?
死んでいるのかとじっと見ていると突然飛び起きて下草の中へ落ちて行った。
元気で何より!
それにしても何があったのか知りたい衝動に駆られたのは言うまでもない。
シュレ0712-1_1.JPG


















2013年7月11日 東京都
無尾目 アオガエル科 シュレーゲルアオガエル     CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM

夏だ ススキだ トリフンだ!2013 その1 [その他]

またこの時期がやってきた。
夏のススキに潜むもの、毎年チェックしているが今年もどうなの~?いるの~?と覗いてみた。
毎年トリフンを確認するススキには、「シロオビトリノフンダマシ」の幼体が4匹確認できた。
この時期まだちょっと早かったなぁ。
8月中旬には、立派な姿が見られるに違いない(^^)
楽しみ楽しみ!
シロオビトリノフンダマシ0711_1.JPG




















2013年7月11日 東京都
真正クモ目 ナゲナワグモ科 シロオビトリノフンダマシ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


放たれたキリギリス [バッタ]

ここの谷戸に来たのは久しぶり、前回はいつだっただろうか?
調べると5月27日、これだけ間が空いたのは今までなかったこと。

約1か月半ぶりに来て驚いた。
谷戸の草むらから聞こえてきた鳴き声は、今までここで聞いたことのないキリギリスだった。
恐らく数10頭いるだろうか、あちこちから「チョン・ギース」と聞こえてくる。
誰かがここに放したに違いない。
別の谷戸でも数年前に、突然鳴き声が聞かれたもののいつか鳴き声は途絶え、そこに根付くことは無くほっとしたことがあった。

鳴いている姿を確認しようとしたが、暑い時期は下草の中で鳴くのでなかなか姿をお目にかかれない。
気温が下がる夏の終わりには、草の上に出て鳴く姿が見られるのだが。

足を踏み入れたところ何かが、動いた。
その先を見ると、何とキリギリスのメスだった。
キリギリス0711-1_1.JPG




















これだけの数のオスを放しているという事は、おそらくここでの繁殖を期待してメスも放しているはずと想像していた
が、この個体を目にしてそうであって欲しくはなかった想像が現実のものとなってしまった。
メスは危険を感じてか、さらに下草の奥へと姿を消した。

いったいどこのキリギリスをここに放ったのか?
キリギリスは近年、翅の模様などからニシキリギリスとヒガシキリギリスに分類されたのだ。

元来その場所にいないものを放すのは、長い年月をかけて築かれた生態系を壊してしまう人間の身勝手で愚かな行為である!
キリギリスの声が聴きたければ、自然に生息している場所に出向くか家で責任をもって楽しんでいただきたいものだ。
ここにいるキリギリスたちに罪はないが、根付かぬよう祈るしかない!!
キリギリス0711-2_1.JPG


















2013年7月11日 東京都
直翅目 キリギリス科 キリギリス  EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


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