早春の大物 トビモンオオエダシャク [チョウ・ガ]
先日谷戸の見回り中に、てんとう虫さんが園路の木柵で見つけた「トビモンオオエダシャク」のメス。
一緒に撮影させていただいた。
大型のシャクガで、蛹で越冬し3~4月の早春に現れる春を告げる蛾だ。
卵が入っているであろう、ぽってりとした大きなお腹がさらに体全体を大きく見せている。
アップで見てみると、まるで亀の子たわしのような色と質感の剛毛が生えている。
まだ寒い時期に現れるため寒さ対策なのだろうか。
2013年3月15日 東京都
鱗翅目シャクガ科 トビモンオオエダシャク CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM/MT-24X
春だねぇ! [季節]
暖かさに誘われて、午後からふらりと谷戸に出かけてみた。
原っぱで、ピンク、青、白など色とりどりの花たちが出迎えてくれた。
寄り添う「ヒメオドリコソウ」がいい感じ!!
林縁のあちこちに「タチツボスミレ」の花。
足元を褐色のチョウが素早く飛び去った。
まぎれもない今年初見のミヤマセセリだったが、撮影する間もなかった。
日の当たる場所には「シュンラン」も。
藪からウグイスがホーホケキョ♪
一回りして戻った原っぱのギシギシの葉で、瑠璃色の輝きを見つけた。
早春に現れるハムシの仲間、「コガタルリハムシ」。
いよいよ寒い冬から暖かな春へ。
色々な花や生き物たちの息吹を感じて、気分もウキウキ!
2013年3月15日 東京都
シソ目シソ科 ヒメオドリコソウ
スミレ目スミレ科 タチツボスミレ
ラン目ラン科 シュンラン
鞘羽目ハムシ科 コガタルリハムシ CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM/MT-24X
フユシャクのような [チョウ・ガ]
フユシャクを探していると、少し高い位置に蛾がとまっていた。
撮れないので、ちょっと触ってみたらポロッと落ちた。
落ちたあたりを見ると、ひっくり返っている。
きれいに足をたたんでいるので、死んではいない、死んだふりである。
腹側だけでは種がわからないので、ひっくり返してみたところ、
この蛾は、「ハイイロフユハマキ」。
冬の時期に現れるが、フユシャクの仲間=シャクガ科ではなくハマキガ科に属しフユシャクガではない。
出現時期や姿が似ているのでフユシャクモドキとも呼ばれる。
この個体は、前胸背など毛が抜けてちょっと痛々しい。
一回りして戻ってみると、全く動かずまだ同じ姿でいた。
いったいいつまでこの格好でいるつもりだろうか?
2013年3月7日 埼玉県
鱗翅目 ハマキガ科 ハイイロフユハマキ CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM/MT-24X
トビかノスリか? [鳥]
ルリタテハのいた草地では、枯れたオギの群落からカッ、カッ♪という乾いた音が聞こえてきた。
何の音?とそっと近づくと「ホオジロ」がいた。
ホオジロが音を立ててるの?でもじっとしているのに音が続いている。
よくよく音の方向を探ると、そこにいたのはコゲラ。
2羽のコゲラがオギにとまってつついていたのだった。
写真を撮ろうと構えると、2羽とも飛び去ってしまった。
疑われたホオジロは、「私は違うわ」っていう顔でこちらを見ていた。
フユシャクを探しに雑木林に入ると、低い枝に猛禽が・・・。
かなりの近距離で、あわててカメラを構えた。
数枚撮ったところで、飛び去ってしまった。
写真を見て、さて、これはトビかノスリか?
飛んでいればすぐにわかるのだが、こうしてとまっているところを見ると、はてさてわからない。
僕はノスリかなと思うのだが、みなさんいかがだろうか?
2013年3月7日 東京都、埼玉県
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ
タカ目 タカ科 ノスリ? トビ? EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ
いよいよ春 スミレやルリタテハ [チョウ・ガ]
今日は、春本番を思わせる暖かさ。
普段より、一枚薄着でも寒くない。
南向きの林縁では、今年初めて見る「タチツボスミレ」の花が咲いていた。
葉も小さく、花茎も短く地面にへばりついているよう。
開けた草地で日向ぼっこしているこちらも初見の「ルリタテハ」。
動かなければわからなかったが、近づくと舞い上がり気付くことができた。
少し離れたところにももう一頭。
どちらも冬を越したとは思えないきれいな翅にびっくり。
どこで寒さをしのいでいたのか、この冬も越冬しているところを見つけることは出来なかったなぁ。
たちツボスミレにルリタテハ、いよいよ春の訪れ!
2013年3月7日 東京都
スミレ目 スミレ科 タチツボスミレ
鱗翅目 タテハチョウ科 ルリタテハ
CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM、EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ