ギュッと縮んだフユシャクのメス [チョウ・ガ]
久しぶりに夜のフユシャク観察に出かけてみた。
今日は風が強かったが、夜も変わらず北風が冷たかった。
近くの公園で、主にサクラの木を見て回ったがなかなか見つからず。
最近老眼がひどくなり、暗いうえに小さなものは見つけにくいので翅のあるオスをターゲットにしている。
サクラの古木を見ていると、小さな動くものがあった。
ウスバフユシャクのメスだろうか?
大きさは3mmほどで、動かないとまず見つけられない。
すでに産卵を終えたようで、卵の入っていたお腹は縮んで短くなり足が異様に長く見える。
産んだ卵にお尻の毛を抜いて覆ってカモフラージュにするので、すっかり毛がなくなっている。
フユシャクガを知らない人は、このちんちくりんな生きものはいったい何?と思うだろう。
というか、冬の夜活動するこの蛾の存在に出会える人はきっと少ないのだろうなぁ。
2013年2月8日 東京都
鱗翅目 シャクガ科 ウスバフユシャク? CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
ウサギの糞 [哺乳類]
なかなか虫が見つからないので、谷戸の奥にウサギの痕跡を探しに行った。
そこは谷戸の一番奥に位置し、こんもりとした丘になっていて、三方を雑木林に囲まれ、両側を
小川が流れている。
以前によくウサギの糞を見つけた場所だ。
着くと、丘の半分は常に日陰のため、まだ雪が解けずに残っていた。
雪の上で足跡を探したが、それらしいようなものがあるがほとんど解けてわからなかった。
雪の縁を歩きながら、糞を探すと少ししてまん丸の小さな糞がかたまって見つかった。
目が慣れるとその周囲であちこちに見られ、ここでウサギたちが活動している事がわかる。
丘陵でウサギを見たことは無いが、野生とすればキュウシュウノウサギだろうか?
キュウシュウノウサギはニホンノウサギの亜種で、本州の太平洋側や四国、九州に分布するようだ。
別の谷戸でも糞が見つかるので、そこそこの数が生息しているのかもしれない。
いつかはその姿を見たいと思っているのだが、残念ながらなかなか出会うことができない。
今年こそは、見ることが叶うだろうか?
また、ウサギがいるという事は、これを餌とするキツネの存在の可能性もあると少し期待が膨らむ。
2013年1月29日 東京都
ウサギ目 ウサギ科 キュウシュウノウサギ?の糞
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye、CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX