日本最小、最軽量の鳥 キクイタダキ

今年は冬鳥の当たり年と言われる。
そんな中で注目を集めているのが、日本で最小、最軽量の鳥、「キクイタダキ」だ。
体重はわずか5gほどと、1円玉5枚分しかない！
そんなサイズのせいか、昔この鳥がオオカマキリに捕食されている写真を見て、鳥が虫に食べられるなんてと衝撃を受けいつかは見てみたいと思ったのだった。

丘陵を歩いていると杉の枝先で、ハチドリのようにホバリングをしている小さな鳥を見つけた。
もしやとファインダーを覗くと、それはまさしくキクイタダキだった。


















頭の黄色い帽子が目印。
オスはこの黄色の中に赤い色が混ざるので、この個体はメスだろう。


















それにしてもこの真冬に枝先に虫などいるのだろうか？
シジュウカラやメジロ、コゲラなどの群れに交じって、とにかく忙しく動き回ってとまってはくれない。
全部で４羽と出会ったものの、高いところにいたり一瞬で飛び去ったりとなかなか思うようにいかなかった。ホバリングをしているところを撮りたかったが、この日は残念ながらかなわなかった。
手持ちのレンズでは無理があるが、残るシーズン中に何とか一枚ゲットしたいものである。


















2013年1月23日　東京都
スズメ目　キクイイタダキ科　キクイイタダキ　EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ