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モズのはやにえ [鳥]

昨年秋にモズが高鳴きとともに現れてから、ちょくちょく探していたはやにえだが、全く見つけられないでいた。
はやにえにされるのは、バッタ、カマドウマ、カメムシ、ミミズ、トカゲなどそこに住んでいる小さな生きものたち。
今日も懲りずに林縁の小さなクワの枝を見て歩いていると、視界に不審な影が映った。
どこにはやにえがあるかわかるだろうか?
モズのはやにえ0129_1.JPG
















予想だにしない大物!
それは、何とヘビだった。
今シーズン初めて見たはやにえがヘビとは・・・。
近づいてみると、20cm弱のヤマカガシの子供だ。
まだ、真新しいことから数日のものと思われる。
この寒い中、冬眠せずに活動していたところを狙われたのだろうか?
それにしてもよく見つけたものである。
モズのはやにえ0129-1_1.JPG
















過去に見た中で一番大きかったのはニホンカナヘビだったが、それを更新する大きさだ。
こんな大物一度に食べきれないだろうから、ちょっとずつ食べるのか、少し食べたらあとは捨ててしまうのかとても気になっている。
ヤマカガシの子供も、多くの命を食べ生きながらえてここまで成長しただろうに、さぞかし無念であっただろう。
ただこの命が無駄になることが無いのが自然界。
モズが食べきれなくても、ほかの生きものの糧となるだろう。
さて、次の休みに改めて確認してみたい。
モズのはやにえ0129-2_1.JPG
























2013年1月29日 東京都
有鱗目 ナミヘビ科 ヤマカガシ 
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye、CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


日本最小、最軽量の鳥 キクイタダキ [鳥]

今年は冬鳥の当たり年と言われる。
そんな中で注目を集めているのが、日本で最小、最軽量の鳥、「キクイタダキ」だ。
体重はわずか5gほどと、1円玉5枚分しかない!
そんなサイズのせいか、昔この鳥がオオカマキリに捕食されている写真を見て、鳥が虫に食べられるなんてと衝撃を受けいつかは見てみたいと思ったのだった。

丘陵を歩いていると杉の枝先で、ハチドリのようにホバリングをしている小さな鳥を見つけた。
もしやとファインダーを覗くと、それはまさしくキクイタダキだった。
キクイタダキ0123_1.JPG

















頭の黄色い帽子が目印。
オスはこの黄色の中に赤い色が混ざるので、この個体はメスだろう。
キクイタダキ0123-2_1.JPG

















それにしてもこの真冬に枝先に虫などいるのだろうか?
シジュウカラやメジロ、コゲラなどの群れに交じって、とにかく忙しく動き回ってとまってはくれない。
全部で4羽と出会ったものの、高いところにいたり一瞬で飛び去ったりとなかなか思うようにいかなかった。ホバリングをしているところを撮りたかったが、この日は残念ながらかなわなかった。
手持ちのレンズでは無理があるが、残るシーズン中に何とか一枚ゲットしたいものである。
キクイタダキ0123-3_1.JPG

















2013年1月23日 東京都
スズメ目 キクイイタダキ科 キクイイタダキ
 EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


鳥見④ 出会った鳥たち [鳥]

鳥見の最終回。
この日、虫はほとんど見つけられなかったが、たくさんの鳥たちに出会うことができた。

歩いていると目の前の木陰から、黒い影が飛び立ちびっくりした。
少し離れた枝にとまったのは、「アカハラ」だった。
ツグミの仲間では、シロハラはよく見かけるがアカハラは初めてだった。
アカハラ0121_1.JPG

















湿地に降りると、ヨシ原から鳴き声が聞こえた。
見るとノイバラだろうか、トゲトゲの茎に「ホオジロ」がいた。
棘があるのにうまくとまるものだと感心。
ホオジロ0121_1.JPG

















木道脇のすぐ目の前で「シメ」がお食事中。
こんなに近くで見られるのは、ここではだろうか。
近くで見るとその顔の怖さ倍増だ!
シメ0121_1.JPG
















ササッと走っては止まりを繰り返していたのは「ツグミ」。
相変わらずピンと伸ばした姿勢が凛々しい。
ツグミ0121_1.JPG
















池に張った氷の上ではコガモのオスメスが一休み。
水の上ではマガモたちがスイスイ。
マガモのオスの頭が陽の光を浴びてきれいな緑色に輝いていた。
北本カモ0121_1.JPG
















梢で高い声で鳴いていたのは、早春から子育てをする「モズ」。
オスメス仲睦まじい場面が見られるのももう少しだ。
モズ0121_1.JPG

















2013年1月21日 埼玉県
スズメ目 ヒタキ科 アカハラ
スズメ目 ホオジロ科 ホオジロ
スズメ目 アトリ科 シメ
スズメ目 ヒタキ科 ツグミ
カモ目 カモ科 マガモ、コガモ
スズメ目 モズ科 モズ        EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ



キノカワガ探し [チョウ・ガ]

先日、以前必ずキノカワガがいた小さな雑木林に探しに行ってきた。
ほぼはずれはなく、見つけることができた場所だ。
この日まず見つけたのは、樹皮の隙間に身を寄せていた「キイロテントウ」。
茶色い樹皮に小さな黄色い点はよく目立つ。
キイロテントウ0121_1.JPG
















雑木林の半分くらいの木をチェックして、ようやくコナラで一頭見つけた。
キノカワガ0121_1.JPG
















この個体は、比較的この樹皮の上では目立つ色と柄だった。
この後全部の木を確認したが、他の木で見つけることは出来なかった。
キノカワガ0121-1_1.JPG
















常緑樹でウラギンシジミを探したが見つからず、転がっていた枯れ木をひっくり返すと
キセル貝の仲間がたくさん見つかった。
みな生きていて越冬中のようだ。
この日は残念ながら、これ以外の成果はなし。
また次回に期待したい!
キセル貝の仲間0121_1.JPG
















2012年1月21日 埼玉県
甲虫目 テントウムシ科 キイロテントウ
鱗翅目 コブガ科 キノカワガ
有肺目 キセルガイ科 キセル貝の一種  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


鳥見③ 小山のアオジ [鳥]

埼玉中央部の公園での鳥見③は小山の「アオジ」。
北海道や山地で繁殖し、冬に平地へ降りてくる冬鳥だ。
本来、鳥見がメインではないのだが、可愛らしい鳥たちに出会ったのでもう少し鳥見シリーズ。

園路の脇にもっこりとした枯れたカナムグラに覆われた小山があった。
そこから聞こえるチッという声。
声を頼りに探すと、てっぺんに1羽のアオジがいた。
お山の大将?それとも見張り?
あたりをキョロキョロ伺っている。
アオジ0121_1.JPG
















何気に目線を落とすと、小山の中腹に3羽のアオジ。
少しの間見ていたが、みなほとんど動かずこちらを警戒しているのか。
てっぺんと中腹のアオジたちの関係は?
皆メスのようだが、家族か仲間かはてさて・・・。アオジ0121-1_1.JPG

















2013年1月21日 埼玉県中央部の公園
スズメ目 ホオジロ科 アオジ        EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ


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