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目についたもの [季節]

ある谷戸のベンチの上に、誰かが集めて置いた「カラスウリ」の実。
何の目的で集めて、どうして置いていったのか?
不思議?
せっかく集めたのなら持って帰ればいいのに。
そうでないなら採らないで!
カラスウリ1105_1.JPG
















ベンチ脇には、小さな白いかわいい花が。
ヘクソカズラに続いて、この花の名前も可愛そうな「ハキダメギク」。
掃き溜めなようなところに咲くかららしいが、たまたま咲いていたところの名前をつけられちゃたまったもんではないな。
ハキダメギク1105-1_1.JPG
















寒くなってきたが、寒さに負けずに頑張っているのが「ヤマトシジミ」。
暖かいと昼間飛び回るが、陽が陰っていると草の上でじっと寒さに耐えている姿は、けなげでもあり頼もしくもある。
ヤマトシジミ1105_1.JPG
























2012年11月5日 埼玉県
スミレ目 ウリ科 カラスウリ
キク目 キク科 ハキダメギク
鱗翅目 シジミチョウ科 ヤマトシジミ
 CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

冬ですね [季節]

いよいよ11月もあと少し、今年もあとひと月を残すだけとなった。
早いものである。
このところ、丘陵への足もすっかり遠ざかり11月はたった3日だけだった。
それだけでも寂しいのに、虫たちの姿もすっかり減ってさらに寂しさ倍増である。
この3日で見かけた虫たちも、この時期お馴染みの面々だった。

冬の到来を告げる「ユキムシ」が、あちこちでふわふわと舞っていた。
ユキムシ1112_1.JPG

















後ろ足が2本ともない「セスジツユムシ」のメス。
今もまだ頑張っているのだろうか?
セスジツユムシ1108_1.JPG
















葉の上では死んでどれくらい経つのだろうか?
「クサヒバリ」のメスの色あせた骸が、季節を物語っていた。
無事卵を産んだだろうか?
クサヒバリ1105_1.JPG
















近くでは「ヘクソカズラ」の実が色づき始めていた。
艶のある黄色に濃い茶色。
地味な中にも美しさがある。
花も可愛いし実もきれい。やはりこの名前は、合わない気がする。
ヘクソカズラ1105_1.JPG
















いるかなぁとクワノキを丹念に見ていくと幹で見つけた「キボシカミキリ」。
意外と寒さに強く、12月に入っても見られる強者だ。
しかし成虫越冬ではないため、いずれは見られなくなるだろう。
キボシカミキリ1112_1.JPG
















こちらは成虫で冬を越すカメムシの仲間の「オオトビサシガメ」。
真冬でも暖かい日には、姿を見ることができる。
よく見たら、前胸背におしゃれな模様があるのに初めて気が付いた。
そろそろ初冬の定番、昼の雑木林の林床でクロスジフユエダシャクの乱舞が始まるのだろうなぁ。
オオトビサシガメ1108_1.JPG
















2012年11月5,8,12日 東京都
直翅目 ツユムシ科 セスジツユムシ
直翅目 ヒバリモドキ科 クサヒバリ
アカネ目 アカネ科 ヘクソカズラ
鞘羽目 カミキリムシ科 キボシカミキリ
半翅目 サシガメ科 オオトビサシガメ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


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