小さな赤とんぼ ヒメアカネ [トンボ]
湿地沿いを歩くと舞い上がる、小さな小さな赤とんぼ。
ここで今年も見る事ができた「ヒメアカネ」。
赤とんぼの中では一番小さい種で、成熟したオスの顔は淡いブルーになる。
全国的に生息地が減少しており、見られるここはとても貴重な場所なのだ。
埼玉県のレッドデータリストでは、準絶滅危惧種に指定されている。
以前に勤めていた公園では、このトンボを目標種として湿地を整備していたが、なかなか来てはくれなかった。
赤く色付いたオスたちがあちこちで縄張りを張っているが、あたりを探してもメスは見当たらない。
ようやく交尾中のカップルを一組だけ見つけたが、数枚撮ると交尾をといて飛んで行ってしまった。
池の周りでは、黄葉したシダが光を浴びて輝いて秋を感じさせてくれた。
オオアオイトトンボが見られるのもあと少しの間だろう。
2012年10月22日 埼玉県
蜻蛉目 トンボ科 ヒメアカネ
アオイトトンボ科 オオアオイトトンボ
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ、 CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX