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秋の見どころ [季節]

昨日の台風は昨年の同じ時期にやってきたものに比べると大したことは無かったが、それでも風雨は家を揺るがすほど凄かった。
お蔭で今日は休みだったのに、仕事になってしまったのが残念だ。
そんな台風がやってくるのも秋の風物なのだろう。

写真を撮っていると後ろで人の気配が!
振り返るとそこにいたのは案山子だった。
この時期、わかっていてもいつも驚かされるのには困ったものだ。案山子0924_1.JPG

















「クサギ」がきれいなピンクの星の中に藍色の実をつけている。
クサギといえば、葉が臭いからその名があるようだが、人の嗅覚は十人十色で私などはピーナッツバターのいい匂いに感じるのだが皆さんはいかが?
とにかく繁殖力が強く、環境が悪くても増殖するパイオニア植物だ。
クサギ0924_1.JPG
















道端の草はらでは、大きなお腹の「オオカマキリ」のメスがよく見られるようになった。
カマキリと言えば、鎌を振り上げ翅を広げて威嚇する写真をよく見るが、ちょっかいを出してもそんな仕草は一向に見られずそそくさと逃げていく様はいつも期待外れである。
どうすればそのようなファイティングポーズをとってくれるのか、ぜひ昆虫写真家の新開さんに機会があれば伺いたいと常々思っている。
オオカマキリ0924_1.JPG
















秋のひっつきむしと言えば、先ず名前が挙がるのが「ヌスビトハギ」だ。
気を許してガサガサ草むらに入るとズボンに引っ付いてくる。
チヂミザサやメナモミのようにベタベタ粘着しないのがまだ救いだろう!
ヌスビトハギ0924_1.JPG
















林縁を注意深く見ながら歩いていたら笹の上に「アブラゼミ」がいた。
発生初期ならこういう光景はよく見かけるが、今の時期では力尽きて樹上から落ちたのかとも思われる。ひょっとしたら季節外れに羽化してしまった個体なのだろうか?
今日も職場では、アブラゼミの鳴き声が聞かれたことからもその可能性もあるのだろう。
アブラゼミ0924_1.JPG

















2012年9月24日 東京都
シソ目シソ科 クサギ
蟷螂目 カマキリ科 オオカマキリ
マメ目マメ科 ヌスビトハギ
半翅目 セミ科 アブラゼミ

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /430EXⅡ


すっかり秋ですね [季節]

林縁を歩いていると、一番多く見られるのが「マユタテアカネ」。
小枝や葉にとまっていて近づくと飛び立つ。
オスはお尻と翅の班が真っ赤に染まっていた。
マユタテアカネ0924_1.JPG
















ふわっと優雅に飛び去るのは「オオアオイトトンボ」。
イトトンボの仲間では、アオイトトンボとこの2種が主として見られる。
キイトトンボやアジアイトトンボもいるが見るのは稀だ。
オオアオイトトンボ0924_1_1.JPG
















小さくて可愛らしいまん丸はまだ青い「スズメウリ」の実。
熟すと白くなってほのかに甘いそうだ。
まだ、食べたことがないので今年は是非味見をしてみたい。
スズメウリ0924_1.JPG
















じっくり観察していると、葉の上でじっとしている生きものたちも見つかる。
こちらはこの谷戸では最も見ることの多い「シュレーゲルアオガエル」。
見つけた時はこちらを向いていたのだが、カメラを向けると嫌がって向こうを向いてしまった。
横に回ってパチリ。
シュレ0924_1.JPG
















久しぶりに見た「セスジツユムシ」の褐色型のオス。
オスは緑色型が多く、褐色型はほとんどメスばかりなのでその場ではメスと思っていたが、帰ってよく見ると翅に発音器があるのでオスだと気付いた。
翅の幅も狭いのでわかりそうなものなのだが、注意力散漫であった。
セスジツユムシ0924_1.JPG
















2012年9月24日 東京都
蜻蛉目 トンボ科 マユタテアカネ
     アオイトトンボ科 アオイトトンボ
スミレ目 ウリ科 スズメウリ
無尾目 アオガエル科 シュレーゲルアオガエル
直翅目 ツユムシ科 セスジツユムシ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /430EXⅡ


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