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夜に鳴く虫の季節 クツワムシ [バッタ]

あちこちからクツワムシが鳴きだしたとの情報をいただいた。
昨日から行ってきた山梨では、鳴く虫の女王 カンタンの鳴き声が夜の草はらに響き渡っていた。
早速、埼玉県所沢の我が家の近くでクツワムシの声が聞かれる場所に行ってみた。
昨年も鳴き声を聞きに出かけたが、その場所が思い出せず車でうろうろ。
この場所どこでも鳴き声が聞かれるという訳でもないようだ。

鳴き声がたくさん聞かれる一角に車を止めて、まず観察。
結構葉の上に出て鳴いているのが多く、まぁ煩いこと。
オスが鳴いている周りを探すと、その声に惹かれて来ているメスがいる。
キリギリスなどは、シーズン初めは下草の中などで鳴くことが多いので草が被っていて見つけるのに一苦労だが、クツワムシは葉上に出て鳴いているのがほとんどなので見つけるのはたやすい。
クツワムシ0821_1.JPG
















クツワムシは褐色型と緑色型がいるが、ここでは鳴いているオスはほとんどが褐色型だ。
今日は、唯一鳴いている緑型のオスを見つけた。
鳴いている時は、一生懸命、必死なのかレンズをすぐそばまで近づけても鳴き止まず逃げない。
クツワムシ1-0821_1.JPG
















翅をこすり合わせて鳴いているのを表現するのにシャッタースピードを落としてみた。
鳴き声の音声ファイルもアップしたので、その騒々しさをぜひ聞いていただきたい。



この日、懐中電灯を照らして探しているとすぐそばの家のご婦人が出てこられて、何をしているのかと尋ねられた。
決して怪しいものではない事を説明したところ、生き物好きのご婦人で伊豆の邸宅にカンタンの声を聴きに行って帰ってきたところだとか。残念ながらまだ声を聞くことができなかったそうだ。
クツワムシが鳴く環境にお住まいなのに、まだ虫を見たことがないとのことなので鳴いているところを紹介して差し上げた。
その大きさに驚かれたが、いいものを見ることができたと感謝された。
クツワムシを知っていただいたことで、ちょっとうれしい気分で帰路についた。
クツワムシ2-0821_1.JPG
















2012年8月21日 埼玉県
直翅目 クツワムシ科 クツワムシ

CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye /MT-24EX
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


魚眼とストロボツインアームのテスト [カメラ]

以前に魚眼レンズを買い、これにツインストロボを組み合わせるためダブルライトアームを購入したのだが実際この組み合わせで使ったことは無かった。
主に100mmマクロとの組み合わせで数回使用したが、とにかく重くてお蔵入りしていた。

このところ魚眼レンズも使っていなかったので、ちょっと組み合わせてみた。
まず、クスノキにいた「キマダラカミキリ」。
キマダラミヤマカミキリ、キマダラヤマカミキリなどいろいろ呼び名があるがどれが正式和名か調べるのもちょっと面倒くさいので調べていない。
キマダラカミキリ0821_1.JPG
















この魚眼レンズ、手ごろな価格でそこそこ描写してくれるので気に入っている。
周辺のひずみと色滲みが気にはなるが、まぁそこはこの価格ならばといったところか。
次の被写体は、ススキの葉にしがみついていた淡いピンク色がとてもきれいな「ショウリョウバッタ」のメス。
残念ながら、昆虫病原糸状菌に冒されここに上ってきたのだろう。
まだ生きていたが、間もなく息絶えミイラ化してしまう。
自然界の厳しさを目の当たりにしたのだった。
ショウリョウバッタ0821_1.JPG
















田んぼの畔を歩くと四方八方に飛び散る「コバネイナゴ」たち。
バッタや生き物のいない田んぼは面白くないのでこの瞬間がとても楽しい!!
コバネイナゴ0821_1.JPG
















2012年8月21日 埼玉県
甲虫目 カミキリムシ科 キマダラカミキリ
直翅目 バッタ科 ショウリョウバッタ、コバネイナゴ
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye /MT-24EX


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