SSブログ

ホタルが乱舞する季節 [甲虫]

あちこちでホタル観察会の話題が聞こえてきた。
ホタルって7月じゃないの?
という質問をよくいただくが、ホタルにも種があり発生する時期が異なる。
今の時期見られるのは「ゲンジボタル」だ。
胸に十字の班があり日本では最も大きいホタルだ。
光も大きいので人気があり各地でホタル復活に放流されるが、全く異なる場所から持ち込まれるため遺伝子汚染が心配されている。
gennjibotaru_1.jpg
















ホタルと言えば幼虫は水の中と思われるだろうが、幼虫が水の中で過ごすのは日本のホタル54種の中でもゲンジボタル、ヘイケボタル、クメジマボタルの3種に過ぎない。あとはすべて陸生のホタルなのだ。
丘陵で昼間に葉上で見られるホタルに「ムネクリイロボタル」がいる。
munekuriirobotaru0605_1.JPG
















これも陸生のホタルで幼虫は陸生の貝類を食べて育つ。
成虫は発光器を持っているので光るようだが見たことがなくその光は小さいらしい。
munekuriirobotaru1-0605_1.JPG
















今年は4回ほど出会ったが、発行するか確認できなかった。
次に見つけたら採集して光るか確認してみたい。
munekuriirobotaru2-0605_1.JPG

















2012年6月5日 東京都
鞘羽目 ホタル科 ゲンジボタル、ムネクリイロボタル   CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


甘い香りの金銀花 [植物]

いつの間にか関東は梅雨入りをしていた。
いつもは天候には敏感なのだが、それに気付かないとは何とも情けない。

歩いていると甘い香りが漂ってきた。
1年ぶりに嗅ぐ懐かしい香り。
香りのもとを手繰ると、林縁に白い花が咲いていた。
suikazura0605_1.JPG
















花の名は「スイカズラ」。
冬でも葉をつける常緑で、寒い冬に耐えていることから別名「忍冬(にんどう)」とも呼ばれる。
この花を見ると、いつも昔見たドラマを思い出す。
1985年にフジテレビ系で放映されていた昼どら「しのぶ」。
主演は藤吉久美子で宅麻伸、三浦リカのキャストだったがすっかりはまってしまっていた。
お蔭でそれ以来藤吉久美子のファンになってしまったがその後太川陽介と結婚してしまった・・・。
話が脱線してしまったが、咲き始めは白色で日が経つにつれ黄色に変化する。
suikazura2-0605_1.JPG

















同じ茎に白と黄色の花が見られることから金銀花とも呼ばれる。
葉も花も生薬として用いられるようだ。
スイカズラはイチモンジチョウの食草だが、今までこの植物で幼虫を見たことは無く、同科のウグイスカグラでしか見たことがない。
今年はぜひこの植物でイチモンジチョウを見つけたい。
suikazura1-0605_1.JPG
















2012年6月5日 東京都
マツムシソウ目スイカズラ科 スイカズラ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。