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そろそろゼフィルスたちの季節 [チョウ・ガ]

6月に入って緑も一層濃くなり、歩けばあちこちでいろんな虫たちが目に入るようになってきた。
園路の奥にあるイボタノキを眺めていると、樹上をいくつかの白いチョウが飛び交っていた。
おそらくウラゴマダラシジミに違いないが、止まる気配もなく確認できなかった。
葉の上に「テングチョウ」を見つけてシャッターを切った。
現場では気付かなかったが帰って写真を見ると、すぐ横に翅が大きく欠けた「アカシジミ」が写っていた。
tengutyou0605_1.JPG
















クリの花が花序を伸ばし、そろそろゼフィルスたちの季節だ。
羽化したてで翅のきれいな「ウラナミアカシジミ」を見つけた。
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近づくと後翅を上下に動かしながら、葉の上をくるくると回り始めた。
この行動に何か意味があるのだろうか?
今までもよく見かける動きである。
uranamiakasijimi0605_1.JPG
















後翅を上下に動かすことで触角に見える尾端突起も動くことから、敵に頭に見立てた後翅に注意を引き付けようという魂胆なのだろうか?
2本の尾端突起が触角に、黒い斑を目玉に似せてこちらを頭だと思って襲われても本当の頭は反対にあるので、翅が食べられるだけで体は無事というわけだ。
以前に交尾をしているチョウの名前を教えてほしいと写真をもってこられた方がいた。
見ると1頭のウラナミアカシジミだったのでこれは1頭ですよと言ったのだが、2頭いるじゃないかと言い張ってなかなか信じてもらえなかった。
見事にチョウに騙されていたのだった。

先日、ミドリシジミの開翅の写真を使う機会があり探したのだが今までたいして撮影しておらずいいのがなかった。今シーズンは、これを撮りに出かけよう。
uranamiakasijimi2-0605_1.JPG
















2012年6月5日 東京都
鱗翅目 タテハチョウ科 テングチョウ
     シジミチョウ科 アカシジミ、ウラナミアカシジミ 
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ

CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX

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