色とりどり スゲハムシの多様性 [甲虫]
今スゲの花が咲いている。
スゲ・・・。
葉だけを見ていてもこれが何という名前かを判断するのは難しいが、花を見ればある程度種を同定できるので、スゲを詳しく知りたい人は今がチャンスだろう!
そんなスゲを好む虫が「スゲハムシ」。
スゲの葉の近くでまず見つけたのが、きれいなブルーに輝く個体。
艶がある輝く体と点刻が美しさを際立たせる。
スゲの葉にいたのは、褐色の色。
全く異なる色だが同じスゲハムシだ。
すぐそばの葉の上には、赤い個体がいた。
輝く赤がとても美しい。
他にどんな色のものがいるのか調べてみるのも面白い!
このハムシは埼玉県では準絶滅危惧種、東京都でも絶滅危惧ⅠA類と希少種に位置付けられている。
2012年5月8日 東京都
鞘羽目 ハムシ科 スゲハムシ EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
第33回 SSP展のお知らせ [カメラ]
東京展を皮切りに全国10会場で巡回展示されます。
東京展は5月18日(金)から24日(木)まで富士フィルムフォトサロン東京にて。
大阪展は6月22日(金)から28日(目)まで富士フィルムフォトサロン大阪にて。
今年は、昆虫2点とその他1点で応募したところ、昆虫ではない写真が選考されました。
このブログで紹介済みのものですが、大きなサイズで見ていただけますのでお時間がありましたら是非足を運んでいただければ幸いです。
イカリモンガ [チョウ・ガ]
このところ記事を書きながら寝てしまいUPできずご無沙汰してしまった。
前回が4月24日なので2週間ぶり。
季節も進んで丘陵はすっかり緑に様変わりし、あちこちに花が咲き誇っている。
湿地周りでは黄色い「オヘビイチゴ」の花の絨毯が広がっていた。
花はヘビイチゴに似るが葉が5枚、ミツバツチグリは3枚、キジムシロは奇数羽状複葉と葉で見分けることができる。ただしオヘビイチゴでも2、3枚の葉もあるのでよく見ないとね。
トンボを探したが、羽化したてのシオカラトンボが1頭足元から飛び去っただけでまったく見つけられなかった。
ハルジオンの花にたくさんの虫たちが集まっていた。
翅がだいぶ痛んでいたがまだ健在の「ミヤマセセリ」。
一番たくさん見られたのは「スジグロシロチョウ」。
目の前の花にやってきたので上からパチリ。
こちらは今年初見の「コチャバネセセリ」。
職場近くではギンイチモンジが飛んでいるそうだが、なかなか見に行けず。
翅の白いラインが美しい春型をぜひカメラに収めたいのだが・・・・。
遠目にテングチョウかと思い近づくと、何か違う様子。
よく見ると「イカリモンガ」だった。
このガを丘陵で見るのは初めてでちょっと、いやかなりうれしい!
なかなか出会えず、以前わざわざ埼玉の嵐山の方まで探しに行ったこともあった。
昼間に活動するガの仲間で、よくこのチョウは何ですか?と質問を受ける種だ。
数枚撮影したらさっと飛んで行ってしまい、その後姿を見せてはくれなかった。
2012年5月8日 東京都
バラ目 バラ科 オヘビイチゴ
鱗翅目 セセリチョウ科 ミヤマセセリ
シロチョウ科 スジグロシロチョウ
セセリチョウ科 コチャバネセセリ
イカリモンガ科 イカリモンガ EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX