秋深まる [季節]
今日は少しの間近所の雑木林を歩いてきた。
久しぶりだったが、大きなヒノキが根こそぎ倒れていたり、まだ台風の爪痕が残ったままだった。
例年11月の終わりに見られる昼行性のフユシャクの仲間、クロスジフユエダシャクがそろそろかと期待したがまだだった。
朝晩の冷え込みは厳しくますます虫たちの姿が少なくなってきた。
アオマツムシも数頭が今にも途切れそうにたどたどしく鳴いているだけ。
片足が取れ翅の一部が変色したメスが木の枝につかまっていた。
明日の朝は今年一番の冷え込みと天気予報が伝えているが、あとどれだけ頑張れるだろうか?
木の幹にいたのは、ササキリのメス。
まだおなかが膨れているので産卵はこれからなのだろう。
下草のあまりない褐色の雑木林では、この黄緑色の体が目立ってきれいだが鳥などに見つかりやすいだろうなぁと気にかかる。
暗い雑木林の中を歩いていると目の前に開けた明るいススキ野原が現れた。
こんなところにこんな場所があったとは知らなかった。
ススキの穂が銀色に輝き黄葉した木の葉とのコントラストがいい感じ!
鳴く虫の時期に訪れてみたかったものだ。
2011年11月24日 埼玉県
直翅目 マツムシ科 アオマツムシ
キリギリス科 ササキリ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX