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きれいな緑色の蛾 [チョウ・ガ]

家の近くに神社がある。
久しぶりに明りに集まる虫を探しに、夜の散策に出かけた。
集まる虫といってもお目当てはヤママユの仲間の蛾。
ヒメヤママユやウスタビガはこの時期羽化し交尾して産卵する。
成虫に口はなく、子孫を残すためだけに現れる。
この日は残念ながらこれらに出会うことはできなかったが、明りの脇の灯篭で美しい緑色の蛾を見つけた。
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blog仲間に教えていただいた「ケンモンミドリキリガ」。
全長約20mm、10-11月に現れ幼虫はカエデ類を食べる。
地味な色の多い蛾の中でこのシックな色合いはとても魅力的だ。
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2011年11月14日 埼玉県
鱗翅目 ヤガ科 ケンモンミドリキリガ    CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX


こんなところにもいたショウリョウバッタモドキ [バッタ]

センダングサとコセンダングサとセイタカワダチソウの花や種子の写真が必要になり、撮りに近くの空き地に行った。
ここは、我が家から車で5分ほどの幹線道路から少し入った場所で以前から放置されて雑草がはびこっているところだ。
コセンダングサとセイタカアワダチソウがびっしりと群生しており目的を達成できたが、センダングサが見当たらない。
それでもあちこち走り回りようやく1株見つけて撮影することができた。
センダングサの花期は、おおよそ10月一杯までで今の時期は花も終わりほぼ枯れかかっているものばかり。
少し遅かったようだ。
shoryoubattamodokinosumukusachi1114_1.JPG


















最初の空き地に足を踏み入れた時、足元から無数のバッタが飛び出した。
とにかくすごい数が遠くまで飛んでいく。
近づくとくるっと茎の反対側に隠れる。
ウスイロまたはホシササキリかと思ったが、何と埼玉県では準絶滅危惧種に指定されている「ショウリョウバッタモドキ」だった。
この種は東京都でも絶滅危惧Ⅱ類の希少種だ。
丘陵の中でも限られた場所にしか見られないが、こんな空き地にたくさん見られるとはいるところにはいるものだと感心すると同時にこの場所の行く末を憂慮せずにはいられなかった。
syouryoubattamodoki1114_1.JPG















2011年11月14日 埼玉県
 
直翅目 バッタ科 ショウリョウバッタモドキ
  CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM


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