久しぶりの忍者 [チョウ・ガ]
毎年冬が近づくとチェックする木がある。
まだ冬ではないが、先月末から気にしていた。
今日も何気に立ち寄ると、おおぉいるじゃないか!てな感じで目に入ったのはお目当ての久しぶりの忍者。
昨年は最高3頭がこの木で越冬していた。
さて、今年は何頭見つかるだろうか?
2011年11月7日 東京都
鱗翅目 コブガ科 キノカワガ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
ヒメアカネ [トンボ]
丘陵で毎年確認しているトンボの一種が「ヒメアカネ」。
平地から低山地の丈の低い水生植物の生える湿地、休耕田に生息し、トンボ科アカネ属の中で最も小さな赤トンボ。
埼玉県側と東京都側の通っているfieldの中でも限られた範囲でしか見ることができない。
全国的にも、その数が減っている種だ。
夏からずっと探して歩いているが、今年はなかなか出会えず例年に比べて数が少ないように思う。
まぁ出掛ける回数も極端に減ってしまったのもあるかと思うが、それにしても見られるのはマユタテアカネばかりで見かけても敏感で近づくとあっという間に飛んでほとんど撮影できていなかった。
今日ようやく1頭を見つけてそっと近づいたが、相変わらずさっと飛んでしまう。
時期的にもこれが最後だろうと思い、粘ってようやく撮ることができた。
小さな虫を捕食し食べ始めた。
どのトンボも食事中は、食べることに熱中し意外と近づくことができる。
羽の班まで赤くなった成熟したオスだった。
来年は、もう少し数が増えていることを期待したい。
2011年11月7日 東京都
蜻蛉目 トンボ科 ヒメアカネ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM /MT-24EX
秋の色 [季節]
今日は10月上~中旬の暖かさだそうだが、明日は暦の上では立冬だ。
このところ朝晩は肌寒いが、日が昇ると暖かい日が続いている。
寒暖差が大きいほどきれいに紅葉するといわれるが、今年はどうだろうか?
今年もトチノキの葉が黄色く色づいてきた。
緑から赤までの色のグラデーションが美しい。
林縁で蜘蛛の巣にかかったアオハダの葉
アオハダも緑から黄色へと美しく黄葉するので好きな木の一つだ。
まだクサギが星形の実をつけていた。
渋い色に輝いているのは、ゴンズイ。
今の時期赤い実をつけているが、これは幼木でまだ実がついていない。
たくさんの実をつけていたのは、マユミ。
一昨年は豊作で、昨年は不作。今年は、御覧の通り枝がしなるほど。
果皮が4つに割れ、中から真っ赤な艶のある実が顔をのぞかせていた。
エノキも金色に葉を輝かせていた。
昆虫はすっかり見られる種が減ってしまったが、一方では草木が色づき一年を通してもっとも植物が装い目を引く季節ではないだろうか。
2011年11月7日 東京都
ムクロジ目 トチノキ科(ムクロジ科) トチノキ
ニシキギ目 モチノキ科 アオハダ
シソ目 クマツヅラ科 クサギ
ムクロジ目 ミツバウツギ科 ゴンズイ
ニシキギ目 ニシキギ科 マユミ
イラクサ目 ニレ科 エノキ