ナナホシテントウの幼虫 [甲虫]
今日は休みだったが、あいにくの雨。
fieldには出られず、このところ忙しくて出来なかった事をまとめてやった。
こういう日でないと出来ない事もあるのだ。
先日ある方から虫の写真のリクエストをいただいたが、普通に見られる種は意外と撮影しておらずご期待に添えないものが多々あった。
そこで今年は、そういった種を重点的に撮っておこうと思うのであった。
その一つがテントウムシ。
カラスノエンドウの紫色の花が草はらに目立つようになったので、じっくり見て見るとテントウムシの幼虫がたくさん見つかった。
「ナナホシテントウ」の幼虫だ。
成虫越冬で早春に産卵した卵が孵化して、いつの間にかこんなに成長していた。
ギシギシの葉の裏を探していると、重なり合った幼虫たちがいた。
幼虫なので交尾をするはずもなく、何をしているのかと思ったら何と共食いしていた。
アブラムシを食べる肉食で、成虫は自分の仲間の卵も食べるほどなので特に驚かないが、やはり複雑な心境だ。
他の葉裏では蛹になる前の前蛹の個体も見つかった。
さらに探すと蛹もあった。
こうして見ると間もなくここはナナホシテントウの天下になるのではないかと思わせるほどの個体数の多さだった。
2011年4月13日 東京都
鞘翅目 テントウムシ科 ナナホシテントウ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM(内蔵ストロボ)