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春を実感! [季節]

曇っているものの暖かい一日だった。
今日はコツバメでもと思って歩いたが、残念ながら出会えず。

雑木林の林床では、色とりどりの春の花が色どりを添えていた。

小さな白い花は「セントウソウ」。
名前の由来は、春一番先頭で花を咲かせるから、人里離れた仙人の住まい=仙洞があるようなところに自生するからなど諸説ある。
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サングラスをかけた顔のようにも見える紫色は「ムラサキケマン」。
少し前から咲いていたのだろうが、このところ丘陵を散策出来なかったので今年初めて見た。
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林縁で白い花を下向きに咲かせていたのは「モミジイチゴ」。
「ミヤマセセリ」が盛んに蜜を吸っていた。
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草原では鮮やかな紫色の「キランソウ」が存在感を示している。
名前の由来は、シランソウ=紫蘭草がなまってキランソウになったといわれる。
別名は地獄の釜の蓋。
咳、熱などに薬効があり、病魔に冒され地獄に行くはずの人がこれを煎じて飲むと病気が治り地獄の釜の蓋が閉まって死なないことからつけられたようだ。
この深い紫と花の形は妖艶で、地獄の釜の蓋と言われてなるほどと思ってしまうのは僕だけだろうか?
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草原では、カラスノエンドウが明るい紫色の可愛い花を付けていた。
テントウムシの幼虫が餌のアブラムシを求めて茎を行ったり来たり忙しそうだった。
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草原を歩くとオレンジ色の小さなチョウが飛び立った。
今年初めて見る「ベニシジミ」。
普通種ではあるがやはり初物との出会いは嬉しいものだ!!
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2011年4月8日 東京都
 セリ目 セリ科 セントウソウ
 ケシ目 ケマンソウ科 ムラサキケマン
 バラ目 バラ科 モミジイチゴ
 鱗翅目 セセリチョウ科 ミヤマセセリ
 シソ目 シソ科 キランソウ
 マメ目 マメ科 カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)
 鱗翅目 シジミチョウ科 ベニシジミ
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM

ヒモ状の卵塊 [両生類・爬虫類]

今日は暑いくらいの日差しだったが、風が強く寒かった。
風の遮られた谷戸では、ルリタテハが瑠璃色の翅を輝かせて日光浴。
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今年は寒さのせいか、相変わらずアカガエルの産卵が続いている。
池を見回ると、真新しいアカガエルの卵の傍に「アズマヒキガエル」の長いひも状の卵塊があった。
ここでは今年初めて見た。
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あたりをじっくり見ていると、何やらごそごそ動くものが。
ん~頭隠して尻隠さず!アズマヒキガエルだった。
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産卵したであろう後で申し訳なかったが、少しお尻をつついてみた。
動きはのろいがごそごそ水底を動き回った。
藻の中を動くのでよくわからなかったが、水面に顔を出すと2匹いた。
メスの背中にオスがしがみついていたのだ。
産卵時、オスがメスの背中にしがみつき(抱接)、産卵すると同時にオスが精子をかける。
ここにある卵は、恐らくこのメスが産んだもの。
このカップルの子供たちが、もうすぐここでたくさん見られることだろう!
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2011年4月4日 東京都
 鱗翅目 タテハチョウ科 ルリタテハ
 無尾目 ヒキガエル科 アズマヒキガエル
CANON EOS40D,EF70-200mm F2.8L IS USM/EF1.4×Ⅱ (1枚目のみ)
RICOH CX4


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