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シロオビフユシャク [チョウ・ガ]

昨日、植物観察会に参加した。
今回は、苔や地衣類がメインだったが似たものが多くその多様性には驚かされる。
写真を撮ったものの残念、うまく撮れずにメイン以外をご紹介。

狭山丘陵ではあまり見られない「マメヅタ」。
名前にツタと付くが実はシダの仲間で、岩や樹肌を這って伸びていく。
栄養葉は丸や楕円、胞子葉は写真上の方に見えるヘラのように細長い形のもの。
mameduta0116.JPG
























倒木にびっしりと付いているのは、エゴノキの枯れ木ににしか生えない「エゴノキタケ」。
表はとても綺麗な色と模様だが、裏は荒いひだひだでちょっとグロテスクかもしれない。
egonokitake0116.JPG
















寒い中、クリオオアブラムシの卵やアゲハ、ナガサキアゲハの蛹などの越冬している虫も見ながら新たな虫はいないかなぁと植物メインながらも虫の目で探していると、目の前をひらひらと白いものが飛んでいた。
おっフユシャク!と思った瞬間、横からハクセキレイが飛び出した。
食べられてたまるかと数人で近寄ると、間一髪逃れて地上に落下した。
siroobihuyusyaku1-0116.JPG
















帰って調べると「シロオビフユシャク」のオスだった。
このフユシャクは今年初めてだ。
似たものに、ユキムカエやクロバネがいるが前翅の特徴からシロオビと判断。
出現期も12月下旬~2月上旬と合致していた。
siroobihuyusyaku0116.JPG















地味な色のものの多い中、最後に目の覚めるような鮮やかな黄色の「ロウソクゴケ」を観察した。
地衣類も色々な事に役立っているらしく、この地衣はヨーロッパで蝋燭の黄色い色付けに使われたため和名もロウソク、学名のCandelariaは英語のCandleと同義語だそうだ。
rousokugoke0116.JPG
















2011年1月16日 東京都
 シダ綱 ウラボシ目 ウラボシ科 マメヅタ
 ハラタケ綱 タコウキン目 タコウキン科 エゴノキタケ
 昆虫綱 鱗翅目 シャクガ科 シロオビフユシャク
 
子嚢地衣類綱 レカノラ目 ロウソクゴケ科 ロウソクゴケ   CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM/430EXⅡ


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