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梅の花とはやにえ [自然]

今日は朝から相変わらず厳しい冷え込みで、おまけに日が射したり曇ったりと冷え込んだ一日だった。
そんな中、早春を感じさせる梅の花が咲いていた。
白梅はちらほら、紅梅はふっくらとつぼみを膨らませもうじき開花という感じだ。
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梅の枝にモズのはやにえがあった。
今までにカメムシや毛虫、ミミズなどはあったが今回見つかったのはさらにマニアックな虫。
アリジゴクの仲間のはやにえだ。
アリジゴクといえば砂にすり鉢状の巣を作ってアリなど通りかかった虫たちを餌食にしているウスバカゲロウの幼虫だが、この仲間で巣を作るのは一部でそれらの多くは巣を作らず地面の石の隙間や枯葉などで待ち伏せして捕食する。
今回のはやにえはこの仲間に間違いはないが、はてさて何の幼虫だろうか?
それにしても、モズはよくもまぁこんな虫を捕まえるものだと感心してしまう!
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2011年1月16日 東京都
 バラ目 バラ科 ウメ 
 脈翅目の幼虫         CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM

カマキリの卵鞘 [その他の虫]

このところ、更新が滞りがち。
元来、毎日更新、出来なければその月の日数に最終帳尻合わせという事だったのだが、思うように更新できなくなってしまった。
出来ない事はしょうがないが、出来るだけ更新するつもりなので今年もよろしくお付き合いを願いたい。

実生のコナラを育てている一角で、何かいないかと探していて目にとまったのは「オオカマキリ」の卵鞘だった。
カマキリにも数種いるが、種によってそれぞれ産卵場所が異なる。
オオカマキリは草原性と思っているのだが、低木の枝にもその卵鞘を見る事が出来る。
カマキリの卵はその昔、卵嚢(らんのう)と呼ばれていたが、最近は卵鞘(らんしょう)と呼ばれるようだ。
外敵や寒さから卵を守るために、スポンジのようなものに包まれていて、この中に数百の卵が入っている。
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すぐ近くの枝には、また違った卵鞘が見つかった。
白と茶褐色の模様は、「ハラビロカマキリ」のもの。
樹上性のカマキリで、木の枝・幹や建造物の壁などに産みつけられる。
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丘陵で見られる種にコカマキリがいるが、今日はその卵鞘を見つける事は出来なかった。
このカマキリは、看板の角や建物の縁などに産卵する。
過去に紹介した記事はこちら

生き物を探して歩いていると、南向きの畦にたくさんの「ホトケノザ」が綺麗な色の花を咲かせていた。
周りにはナズナやタンポポなどの花も見られた。
少しずつだが日が長くなった感があり、これらの花を見ると春ももうそこまで来ているなぁとワクワクさせられる。
もう少しの辛抱だ!
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2011年1月15日 埼玉県
 蟷螂目 カマキリ科 オオカマキリ卵鞘
               ハラビロカマキリ卵鞘
 シソ目 シソ科 ホトケノザ             CANON EOS50D,EF-S60mm F2.8L マクロ USM


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