枯れ野原の青 [自然]
昨日も、昼間は暖かい小春日和だった。
なかなか撮りたい被写体には出会えなかったが、一面茶色い林縁や草はらで大好きな色を見つけた。
緑の葉や赤い実が見られる中で、淡い色調から深く綺麗なblue。
夏の空、深い海の色。
時期外れなだけに、とても新鮮に映った。
草はらで咲いていた早咲きの「オオイヌノフグリ」の花。
花弁の根元の白から縁にいくにしたがって少しずつ色が濃くなっていく。
そのすぐ脇の枯葉の上で、日向ぼっこをしていた「ムラサキシジミ」。
翅の内側は名前の通り、紫がかった青にキラキラと輝いていた。
林縁にあった「ナガバジャノヒゲ」の葉を掻き分けると、その奥からまるで宝石のような美しい青い実が出てきた。隠されていた宝物を見つけたような、そんな感動を与えてくれる深い青だった。
今日、この青が一番のお気に入りだ!
2011年1月9日 東京都
シソ目 ゴマノハグサ科 オオイヌノフグリ
鱗翅目 シジミチョウ科 ムラサキシジミ
ユリ目 ユリ科(スズラン科) ナガバジャノヒゲ CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM