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幹で冬を越す [季節]

この時期、虫を探すのにどこを探せばよいのか?
倒木の下や、枯れ木の中などを丹念に探せば、色々な虫たちがじっと春を待っている姿を見る事が出来るのだろうが、ついつい楽をしてしまう。
枯れ木の中は、木を崩してしまうと元に戻せないので極力避けたいという気持ちも働いている。

そんな中でも見る事が出来るのが、先日記事にしたクリオオアブラムシの他にこの2種だろう。
ブログを書く上で、毎年今の時期の救世主、レギュラーかもしれない。

丹念に雑木林の木に目を凝らすと見つかる「キノカワガ」。
期待のフユシャクはさっぱりでこればかりが見つかるが、それぞれ色や模様が異なりその体に合った木にとまっている。
そこで思ったのが、見つけたものを全部撮影して並べればその違いがわかって面白いのではないかという事。
という事でこの冬は、キノカワガコレクションを集めようと思う。
kinokawaga0104.JPG















もう1種は、樹肌に固まる黒い影。
「ヨコヅナサシガメ」の幼虫たちだ。
気持ち悪い!という声が聞こえそうだが、虫の少ない冬にはメインの被写体になる虫。
クリオオアブラムシといい、黒い色なのは陽の光を集めて寒さを防ぐ戦略なのかと思ったが、彼らの多くは陽の当らない温度差の少ない北側で見つかる事が多いので関係がないのだろうか。
何はともあれ、この3種は暖かくなる春まで度々ここに登場する虫たちである。
yokozunasashigame0104.JPG
















2011年1月4日 東京都
 鱗翅目 コブガ科 キノカワガ
 半翅目 サシガメ科 ヨコヅナサシガメ   
CANON EOS40D,Tokina AT-X107 DX Fisheye/430EXⅡ


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