クリオオアブラムシの卵 [セミ・カメムシ]
今日も虫を探して、雑木林や草原をうろうろしたのだがなかなか見つからない。
寒い冬でもしっかり越冬している虫たちがいるはずで、探し方が悪いのだ。
草はらで、コセンダングサの種が風に揺れて綺麗だった。
くっつき虫の代表的な存在で、草むらに分けいればズボンにくっつくいやな奴だがこうして光を受けて輝いているのを見ると、そんな事は一瞬忘れてしまう。
クリの木のくぼみで黒い塊を見つけた。
小さくて最近進んだ老眼では、なんだかよくわからない。
今の時期、木の幹にへばりつく黒いものはヨコズナサシガメの幼虫たちかクリオオアブラムシの卵だ。
レンズを通して見ると、クリオオアブラムシの小豆のような卵だった。
まだ成虫も数匹、卵の周りで頑張っている。
初冬から観察してきた他の場所のクリオオアブラムシは、アブの仲間の幼虫に親も卵も食べられてほとんどがいなくなってしまった。その様子を記事にしようかと思ったが、ちょっと見応えがあるので辞めた次第だ。
ここのは所帯は小さいながらも健在で、ここなら無事に冬を越せそうに思う。
2011年1月4日
キク目 キク科 コセンダングサ 東京都
半翅目 アブラムシ科 クリオオアブラムシ 埼玉県
CANON EOS50D,EF100mm F2.8L IS USM