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オオスズメバチのオス [ハチ・ハエ・アリ]

オオスズメバチたちが活発だ。
あちこちの昆虫酒場に見られるのは、圧倒的にオオスズメバチだ。

コナラの酒場の下で、片方の翅、胸の一部が傷付いて歩いているものを見つけた。
以前にも書いたが、異なる巣の者同士が餌場で出会うと相手が死ぬまで戦い続けるが、地面を歩いているものはそんな戦いの中で運良く命が助かったものが多い。

しかしこの日見たのは、良く見かける働き蜂とは様子が異なっていた。
働き蜂はすべてメスだが、今の時期はオスが羽化し新女王と交尾するために飛び回っている。
ここで歩いていたのはこのオス蜂のようだ。
酒場で食事をしようと訪れ、ここを縄張りとしていた働き蜂にやられたのだろう。
既に役目を終えていたならいいが、この翅ではもう飛ぶ事が出来ない。

スズメバチのオスとメスは、見慣れれば以下の点で見分ける事が出来る。
刺されると危険なスズメバチだが、針は産卵管の一部が変化したものなのでメスにしかなく、オスは刺さない。
従ってオスとわかれば、針はないのに刺そうと尻を持ち上げるが掴んでも刺されることはない。
ただ強力な大顎だけ気を付けたい。

見分けポイント1.オスはメスに比べると頭が小さく、尻が太い。
オス
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メス
oosuzumebachimesu1.JPG

















見分けポイント2.オスの触角は12節、メス(11節)より1節長い。
           見た目で明らかに長さに違和感がある。
オス
osu1012.JPG
















メス
oosuzumebachimesu.JPG


















こうした識別点はあるが、やはり刺されると怖いオオスズメバチなのでくれぐれも手を出さないようにお願いしたい。
オスと思って触ったが実はメスだった、何て間違って刺されても、自己責任ですからね!

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