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今年もウバタマムシ [甲虫]

九州では大雨が続いているようだが、ここらでは昨日今日と梅雨とは思えないほど良い天気。
さすがに明日から下り坂だそうだ。

昨日は、今年初めてニイニイゼミの鳴き声を聞いた。
まだ梅雨のさなかだが、セミの声を聞くと夏が来た!と実感。

雑木林の林床では、あちこちにムクムクときのこが顔を出している。
種などさっぱりわからないが、色も形も様々で面白い。
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草はらや林縁の葉の上でやたら見かけるのがフキバッタの仲間の幼虫。
少し前はヤブキリの幼虫だったが、こちらのほうが目立ってきた。
フキバッタ0625.JPG
















フェンス越しに大きなチョウが舞い降りたので探すと、今年初めてみる「オオムラサキ」だった。
口吻を伸ばして少し歩きまわっていたが、飛んで雑木林に消えていった。
これから昆虫酒場が賑やかになりそうだ!
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この後、道脇の草を見ながら歩いていて見つけたのが「ウバタマムシ」だ。
ここ2年、尾根道を歩いている時に体当たりをされての初見だったが、今年はそうではなかった。
ススキの葉の上にいてポロっと落ちたので、捕まえて近くの木にとまらせて撮らせてもらった。
それほど多い種ではないようなので、とにかく今年も出会えたということで嬉しい。
そういえば、今日エノキの樹冠をヤマトタマムシが飛んでいた。
虫の世界は、もう夏だなぁ。
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続・湿地ビオトープ [自然]

先日の「ヤマトコマチグモ」のちまきの巣。撮った後、気になって開いてみた。
中から母グモと卵のうが出てきた。
本来この中で、子グモが孵るまで見守っているので、大変申し訳ない事をした。
今日この巣のあったところを見に行ったが、場所が特定できず確認する事は出来なかった。
開いた後も卵のうは、糸に覆われ葉についたままだったので恐らくまた綴り直したと思っているのだが・・・・。
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見つけたスゲドクガは、同じ場所でマユを作っていた。中で蛹になっているに違いない。
マユは、幼虫自身の体の毛も使って作られているようだ。
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あぜ道を歩くと、飛んで葉にとまる小さな虫がいた。
「トウキョウヒメハンミョウ」だ。
ハンミョウの仲間で、10mmもない大きさでよく見ないと気付かないだろう。
小さいけれど、大きな目と鋭い顎はさすがハンミョウだ。
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畦にはヨモギが多く、ヨモギやその周りの草に銅金色のハムシが多く見られた。
ハムシの仲間は種が多く同定するのも大変だが、恐らく「ヨモギハムシ」と思われる。
ヨモギ以外でもオギやクサヨシなどの葉上で見られ、近づくとポトリと落ちる敏捷さだ。
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湿地ビオトープの虫 [自然]

湿地ビオトープでは、オギやクサヨシ、ウキヤガラなどがすごい勢いで成長しちょっと見ない間にすっかり景色が変わってしまう。
伸びて背が高くなった葉では色々な虫たちが見られる。
あまり出あいたくない虫、「スゲドクガ」の幼虫だ。
あちこちで見られた。今週末は、ここの草刈りをするが、気をつけなければ!
スゲドクガ0621.JPG















葉上にいた「モンキツノカメムシ」のオス。
背中の黄色い紋がハートの形をしているのがエサキモンキツノカメムシで、写真のようにハートのくびれがなく体側面の左右の出っ張りが強いのがモンキツノカメムシと言われている。
モンキツノカメムシ0621.JPG
















葉をうまく綴って作られた「ヤマトコマチグモ」の巣。
オトシブミもそうだが、小さな虫がこんなにうまく葉っぱで工作が出来るものだと感心しきりだ。
ヤマトコマチグモ巣0621.JPG

















湿地脇の小川で、サナエトンボの仲間を発見。
帰って調べると「ヤマサナエ」だった。
ヤマサナエ0621.JPG

















オカトラノオがあちこちで白い花を咲かせ始めた。
これからはこの花目当てにやって来る虫たちを、当分の間楽しめそうだ。
オカトラノオ0621.JPG


お腹の模様がおしゃれなハラビロトンボ

丘陵の谷、恐らく雨水の流れ込みや地下水がにじみ出し湿地が現れるのだろう。
数種のトンボたちが、縄張りを争っていた。
シオカラトンボにしては小さく胸の色が黒っぽい、ハラビロトンボのオス。
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横から見たお腹の色は、水色でシオカラ風で素人には紛らわしい!
ハラビロというだけあって正面から見ると、明らかに腹が広く独特の模様。
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トンボ科の仲間は、オスメス異なる色のものが多くこの種もメスは黄土色だがハラビロの特徴は変わらず見分けやすい。
このメスの模様の美しさには、自然の造詣の深さを感じるのであった!
素晴らしい!!!
ハラビロトンボメス0620.JPG


エグリトラカミキリ [甲虫]

伐採木の回りには、色々な虫が集まって来る。
見ていると古い木にはほとんどいないが、1年ほどの新しい木には多いようだ。
キスジトラカミキリ、シラケトラカミキリ、シラホシカミキリがいた木のすぐ近くのコナラの実生の葉に
次なる種が。
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翅の先がえぐれているからその名があるのか「エグリトラカミキリ」。
トラカミキリの仲間は、機敏に動きなかなかじっとしていてくれない。
体につくダニを足で取っているようで、この時ばかりはおとなしい。
エグリトラカミキリ1-0612.JPG















ここに来るのはキスジトラが圧倒的に多いが、観察しているとまだ見ぬ他の種も見られるかもしれない。
エグリトラカミキリ0612.JPG


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