SSブログ

新宿御苑 [チョウ・ガ]

12月27日新宿御苑に、「日本チョウ類保全協会」主催の「絶滅危機のチョウを守る」の企画展に行ってきた。
昨年も足を運んだが、一年とは早いものだ。
会員の方々の素晴らしい写真が展示され、とても参考になった。
いつもblogで拝見しているが、やはり大きな写真は迫力があり見応え充分だった。
永幡嘉之氏の里山とカタクリについての写真による講演も、氏の思いが伝わる良い講演だった。
写真集が出れば是非購入したいと思う。

新宿御苑1-1227.JPG新宿御苑は今まで一度も入ったことがないので、講演が終わってから行ってみた。
ここは環境省の国民公園らしい。国民公園?初めて聞いた。
元皇室の庭園というだけあって、日本・フランス式・イギリス式の庭園を見る事が出来る。
何かいないかと、マクロの目で探してみたが残念ながら見つけることは出来なかった。
ただ、広い芝生と、ゆったりとした時間を楽しむ人々、その先に見える東京タワーがとても印象的だった。




新宿御苑巨木12.27.JPG芝生の中央に目立つ巨木。
ゆりのきとメタセコイアだろう。
いったいどのくらいの年月を重ねているのか?
ベンチのカップルがミニチュアのように見えた。




新宿御苑ゆりのき1227.JPGゆりのきには、まだ花の名残が。チューリップツリーと言われる所以。
ここからたくさんの羽のついたたねが風に吹かれて飛んで行ったのだ。
木の下にはたくさんのたねが落ちていた。








新宿御苑ハシブトガラス1227.JPGとにかくハシブトカラスがたくさんいた。
近づいても一向に逃げず。こうなると憎らしくもなる。
さすが都会のカラスだ。





新宿御苑ジュウガツザクラ1227.JPG園路沿いには、ピンクの花が咲いていた。
梅かと思ったら、ジュウガツザクラという桜のようだ。
淡いピンクに八重の花が綺麗だった。

冬至は過ぎたが、まだまだ日が暮れるのは早く、早々に切り上げた。
暖かくなったら、また訪れたい場所だ。


雑木林のホルスタイン チャバネフユエダシャク [チョウ・ガ]

チャバネフユエダシャク1228.JPGこの季節、越冬中の虫を探すか、フユシャクか。
ということで木々を見て歩いていると見つけた「チャバネフユエダシャク」のメス。1,5m程の高さのエノキの幹にいた。
今まで見た中では小ぶりだが、白黒まだら模様がやはり目立っていた。この模様は、鳥の糞に擬態しているのだろうか?



チャバネフユエダシャク1-1228.JPGチャバネフユエダシャク2-1228.JPGふっくらした体と白黒模様が牛のホルスタインを彷彿させる。
“雑木林のホルスタイン”
周りにオスを探したが、残念ながら見つけることは出来なかった。



チャバネフユエダシャク3-1228.JPGオスと一緒に撮影したいと、日が暮れてから再び見に行った。
交尾は日没後、2時間位が活発と文献にあったのだ。
残念ながら周りにはオスはいなかったものの、昼とは違って写真のように体を持ち上げてとまっていた。
この種のメスが、尻を持ち上げてフェロモン嚢を出してオスを呼びよせるのかわからないが、そういった状態ではなかったようだ。


チャバネフユエダシャク4-1228.JPG体に対してやけに足が長いのは、少しでも遠くにフェロモンを拡散させオスを呼び寄せるためなのだろうか?
それにしても、ずんぐりむっくりで翅がなく、足が長い。
奇妙な体には違いない。




チャバネフユエダシャク5-1228.JPG周辺の木を見て回っていると、近くにオスが見つかった。
片方の翅が折れていて、翅を立ててとまっているので種がよくわからないが、チャバネのオスのようにも見える。
明かりを点けて撮影したので、この後すぐに飛んで行ってしまった。
片方の翅だけでもしっかり飛んでいたのには驚いた。

寒ささえ我慢すれば、昼夜、まだまだフユシャクは楽しめそうだ!


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。