綺麗な色、面白い形の変形菌 [植物]
先日、丘陵の生き物倶楽部の観察会に参加した。
この日は、冬でも葉を落とさない常緑樹が観察のテーマだった。
その中で、テーマとは異なるものの印象に残ったのが、変形菌だ。
遅れて参加したのだが、最初に偶然面白いのが見つかったからと後から教えていただいた。
変形菌とは?
変形体と呼ばれる栄養体が移動しながら微生物などを摂食する“動物的”性質を持ち、かつキノコのように子実体を形成し、胞子により繁殖するといった植物的(あるいは菌類的)性質を併せ持つ生物のこと。粘菌とも呼ばれる。
朽木をひっくり返すと、オレンジ色のあみあみが目に飛び込んできた。
ケホコリ科ヌカホコリ属「ヘビヌカホコリ」。
茶色い朽木に、艶のある目立つ色で網目状に広がっていた。
こんな形のお菓子を昔食べたのを思い出した。
確か外国のクラッカーだったか。
そのすぐ近くにあったのがこれ。
ケホコリ属「キケホコリ」。
この名で合っているのだろうと思うのだが、自信はない。
小さな丸いオレンジ色の粒粒が集合している。
一見何かの卵かと思ってしまう。
生き物がめっきり少なくなる今の季節だが、朽木の下にもこんな面白いものがいる事を改めて認識した観察会だった。