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エノキの落ち葉の神経衰弱 [チョウ・ガ]

オオムラサキ幼虫1120.JPGこのところの寒さのせいだろうか、めっきり虫に出逢う機会が少なくなってきた。
そこで久しぶりに、エノキの木の根元の落ち葉をめくってみた。
今年も成虫を見ることが無かった木だが、数枚めくると幼虫が出てきた。
「オオムラサキ」だ。越冬する短角型で、すっかり落ち葉色になっていた。



ゴマダラチョウ幼虫1120.JPG今年は、アカボシゴマダラの幼虫をほとんどといっていいぐらい見ない。成虫が卵を産むところは数回確認したものの、その後その木で幼虫を見つけることは出来なかった。
この日も、まだ葉の上にいるゴマダラチョウの幼虫を見ただけ。
こちらも短角型で、越冬する幼虫だ。
まもなく幹を降りて、枯葉の下で越冬体制に入るのだろう。


雑木林を飛び始めたフユシャク [チョウ・ガ]

クロスジフユエダシャク1120.JPG久しぶりに雑木林の中を歩いた。
少し歩くと、下草から白っぽい蛾がフワフワ飛び出した。
「クロスジフユエダシャク」のオスだ。
そう、そろそろフユシャクの季節がやってきたのだ。




クロスジフユエダシャク1-1120.JPG一度飛ぶと、なかなか止まってくれず追いかけっこ。
ようやく止まっても、近づくとまた飛んでしまう。
なかなか敏感だ。

この冬は、まだ見たことの無いフユシャクを探そう!



クロスジフユエダシャク2-1120.JPGこれは、翅に2本の比較的太い線があるがクロスジなのだろうか?
手持ちの図鑑には、記載が無い。
近いうちに、もう少し詳しい図鑑を検索してみたい。




カメムシ三昧 [セミ・カメムシ]

今日は、丘陵を歩きながら木柵の上を見ていくと、カメムシばかりが見つかった。

ツヤアオカメムシ1120.JPG「ツヤアオカメムシ」。
スギやミカンにつくようだ。
きれいな黄緑でツヤがあってきれいなカメムシだ。





クヌギカメムシ1-1120.JPG次に見つかったのが「クヌギカメムシ」の仲間。
体の色もだいぶ赤色化してきた。
メスのお腹は、卵でパンパンに張っている。
そろそろあちこちで産卵が見られるだろう。




クヌギカメムシ1120.JPGこちらではオス単独で歩いていた。
クヌギカメムシの仲間は、クヌギ・サジ・ヘラの3種類がいるが外見では同定が難しい。





オオクモヘリカメムシ1120.JPGお次は「オオクモヘリカメムシ」。
幼虫はネムノキにつき、成虫はカキやミカンを好む。
そういえば、見つけた木柵の横には大きなネムノキが生えていた。





クサギカメムシ1120.JPGさらに歩くと、「クサギカメムシ」がいた。
よく見られるカメムシで幼虫はクワやクサギ、成虫はモモ、ウメにつく。
この他には、ヨコズナサシガメの幼虫も見られた。

この木柵は、冬にはフユシャクの観察ポイントになる。
今日フユシャクのオスを数匹確認した。
写真は後日アップしようと思う。



クロコノマチョウとボジョレ・ヌーボー2009 [チョウ・ガ]

ボジョレヌーボー2009.JPG今日は、ワイン ボジョレ・ヌーボーの発売日。
夜中0時からあちこちでイベントが行われていたようだが、小生そこまでワイン派ではない。
今まで買った事はなかったが、今年は50年で最高の出来だとか(いつものこと(^.^))、ペットボトルのヌーボーとか、3桁低価格とかで、ちょっと気になって買ってみた。
西友の749円ペットボトル。
味の方は・・・・・・良くわかりません^^;  がおいしいと思う(^^♪

今日のタイトルの2つはこれといった関連はありません。


クロコノマ幼虫1119.JPG我家にお越しいただいているクロコノマチョウの蛹が、1頭は17日、もう1頭は昨日羽化した。残るはあと1頭で、目も翅も形が出来ているのできっと羽化してくれるだろう。
ということで羽化した2頭をいた場所に放しに行ってきた。
それにしても今日は、とてつもなく寒い(T_T)
前回見つけていた2頭の幼虫は、共に茎にとまって動かない。色もくすんで、大丈夫なのだろうか?この寒さに耐えられるか心配だ。


クロコノマ1-1119.JPGいざ成虫をもといたジュズダマに止まらせようとしたが、寒さのせいか思うようにケースから出てくれない。
無理矢理押し出すと、少し羽ばたいて地面に落ちた。
2頭とも低温で飛ぶことが出来ないといった感じ。
さすがにこの寒さでは、活性があがらないのだろう。
しょうがないので、落ち葉ですくって脇の枯葉の上に移動。
左の写真でどこにいるかわかるだろうか?


クロコノマ1119.JPGそういえば先日放した1頭目の羽化個体は、ケースを覆っていた布に止まっていたのでそのままちいさいケースに移し変えた時に、ぽろっと落ちて揺すってもひっくり返しても全くピクリとも動かなかった。
死んでいた・・・。羽化してすぐに死ぬなんて、何て儚いと思っていたら少しすると突然羽ばたいた。
死んだふり?眠っていたの?この状態が何だったのかとても気になっている。


クロコノマ2-1119.JPG図鑑ではオスが黒っぽく、メスが褐色の翅色らしいので、この2頭では左がオスで右がメス?よく見ると左の方が、右より複眼が少し大きい。昆虫では、オスのほうが複眼が大きい例が多々ある。たとえばタマムシ、アブの仲間や今幼虫が話題のケバエなど。
チョウもこれに当てはまるのだろうか?

それとチョウの仲間は寄生される確率が高いと思うのだが、このチョウは寄生されたのを見た事がない。たまたまなのだろうか? 


ピンク色のコバネイナゴ [バッタ]

コバネイナゴ1118.JPGオギの草むらを歩くと、バッタがピョンピョン跳ねた。「コバネイナゴ」だ。
今草むらで一番元気な虫かもしれない。
見ていると、背中がきれいなピンク色の個体が数頭いた。
図鑑では、赤い個体は遺伝子の関係で出現し、普通の緑色が優性で、赤色は劣性とあった。


コバネイナゴ1-1118.JPGそうならば個体数が少ないことには頷けるが、成虫の発生当初にはほとんど見た覚えがなく、秋が深まると出現するような気がする。
クヌギカメムシなどは緑色だが、秋が深まると赤色化する。
この遺伝子を持ったものだけが、初めは緑色で晩秋には赤色化するのだろうか?

(埼玉県中央部の公園にて)


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