今ススキが面白い! [バッタ]
今の時期、草原の草はすっかり刈り取られ、ススキの株だけが残されているところが多い。
そのススキに、刈り取りから逃れた虫たちが、集まっている。
ススキの茎につかまっていたのは、「ショウリョウバッタモドキ」のメス。
以前はオスメスともにたくさん見られたが、今はメスしか見当たらない。
こちらでは「ヤマトシジミ」のメスが夕陽に翅を開いていた。
見渡せば、あちこちで飛んでいて個体数は多いようだ。
バッタの中では、「ツチイナゴ」が最も多い。
枯れた草の中でも目立たない茶色い成虫になって、冬越し準備万全といったところ。
「ハラビロカマキリ」を見つけた。
流石に敏感で、見つけた時には既にこちらを睨んでいた。
静かに探していたのだが、向うのほうが一枚上手だったようだ。
そおっとカメラの位置を変えても、首をぐるっと回してやはりこちらを睨むのだった。
ススキの間に生えたセイタカアワダチソウの花には「ツマグロヒョウモン」が吸蜜にやってきていた。
ススキと青空のバックが、秋ですねぇ!
これらの虫たちが見られるのも、後わずかかもしれないと思うとやはり寂しい。
もうそんな季節になってしまった。